週刊現代の昨日の続きです
(利用者の見分け方リストを紹介して私のコメントをします。
①髪型がボサボサ・・・職員が入居者さんの髪の毛を櫛で綺麗に整えるのにどれだけの時間がかかるのでしょうか。ほんの短い時間であっても職員を独占出来る時間であり、何と言っても入居者さんが綺麗な状態でいて頂くのは職員にとっても嬉しいことです。その様に考えられない事自体が問題だと思います。
②服がよれたり汚れたりしている・・・「職員自身が汚れた服でいられますか」自分が嫌な事を入居者さんにしている事自体言語道断だと思います。
③笑顔が少なく、無表情・・・喜怒哀楽があるからこそ、人として生きていると思います。当施設の合言葉は「今日一日楽しかったよ」です。
④職員にすぐに謝るなど、おびえている・・・かつて精神病院に訪問した時に職員さんの後ろについて荷物を持って従順に従っている姿を見てショックを受けたのを覚えています。
⑤エレベーター前に10分以上放置されている・・・26年前に施設見学をさせて頂いた時にエレベーターの前に車椅子に乗った状態で10人以上の入居者さんが待たれていたので「どうしてエレベーターの前で待ってみえるのか」と聞いた時に「食事の階が下の階なので並んで待って貰っているのです」と言われたのを聞いたので本館施設を計画した時から『食堂』と『風呂』はそれぞれのフロアにないといけないし、食事に行く為にジッとエレベーターを待っているのと入浴の順番の為に待って頂くのも申し訳ないとの気持ちを職員は思わないのだろうか。
(食事と設備について)
①全ての食べ物をごちゃ混ぜになっている・・・入居者さんがごちゃ混ぜにするのを喜んで見えるわけが無い。私もたまにご飯に味噌汁をぶっかけて食べる事がありますが(今日もそうでした)それは時間に余裕が無くて止む無くしているのであって好んでしているわけではありません。
②食卓や椅子の高さが利用者さんにあってない・・・『個別ケア』と言う概念がなければ介護施設としての大切さが理解されていないと言わざるを得ない
③ほぼ全員が全く同じものを食べている・・・『②』と同じです
④車椅子に汚れがあり、タイヤに空気が入っていない・・・「忙しいから出来ない」との考えの中で杜撰な管理がされているのは入居者さんや利用者さんにとっても失礼な事だと思います。自分の車が汚れていたりましてや空気圧が入っていなくても大丈夫なのでしょうか それに空気が入っていなければ座り心地も悪いし動きも悪いと思います。
⑤施設内に独特な嫌な匂いが充満している・・・換気に対する意識も低いと言う事は感染症対策も出来ていないと思うし、だいたい嫌な匂いのするところで生活したくは無いです
⑥建物は立派だが、清掃が行き届いていない・・・本部施設も開設をして1年が経過した頃『疥癬』(ダニの一種)がでて大変だったです。これは、一見綺麗に見えるので掃除を怠ったからです。その時の教訓を生かして常に清掃に留意しています。
(その他で)
①掲示板にイベントのお知らせがない・・・最低限度のケアしかしてなくて全く「ワクワク感」などないと言う事なのでしょうか。
②ボランティアを募集してない・・・ボランティアさんが来て誘導など余分な仕事はしたくないと言う事でしょうか。
※昨日・今日と週刊現代の『虐待する施設の見分け方リスト』についてコメントしている内に気分が滅入ってきました。もしこの様な事が実際にあるとしたら何の為の施設なのでしょうか。人としての対応がされていなければ『虐待』も起こり得ると言う事なのだと改めて思った次第です。