牛に引かれて善光寺参りと言いますが
私の今朝の心情は「猫を探しに若宮神社参り」と言う事でしょうか。と言うのは我が家の飼い猫「おもち」が玄関先から出てしまってから既に5日目。私が施設から帰ってきた時の奥様の表情が暗いのです。奥様自身がほんの少しの時間ですが玄関の戸を開けておいた事による後悔が、増幅しているのだと思います。一昨日も、私の運転で名古屋に行く道に動物が跳ねられたのがあったのを見て、「おもちも何処かで車にひかれていたら可哀想だ。」と口に出されると返す言葉が無いのです。
そんな中で、昨日夕食時に奥様から「探しに行きたいけれど足が思うように動かないし、痛いので行く事が出来ない。」と言われたので私は寝る前に「明日の仏間での祈りとお墓参りの代わりに地元の若宮八幡神社(片道約2キロ)まで歩いて行き、おもちがいないか探す事にしよう。」と言う事を考えて寝ました。いつもの4時25分のアラームで目覚めて、いつも以上にテキパキと着替えて1階に降りて、神棚と仏壇のお水を替えてから外に出ました。(多分4時50分頃だと思います。)
いつものお墓参りの時は色んな所で祈りをしているので、歩数は伸びなくても結構時間がかかるのですが、25分で若宮八幡神社に着きました。しかしながら神社の本殿は高い所にあるので、石段が5段、7段、8段とあり、最後の38段は階段が急で正直這いずる様にしながら一機に上がったのですが、正直息が切れました。しっかりと祈願をしてから下に降りる時は慎重に歩いて、無事に下りる事が出来ました。若宮八幡神社に向かう時は住居がある旧道を歩き、帰りは広い新道の歩道を歩いたのですが、残念ながらおもちを見つける事は出来ませんでした。おもちの為に大好物の「チュール」と言う食べ物を2本持って行ったのですが、意味のない行為になりました。
家に帰って「若宮八幡神社まで歩いて探しに行ってきたけれど、残念ながら見つからなかった。」と報告をして、7000歩歩いて結構に汗かいていたので、お風呂に入ってから出て来てもまだ6時30分だったので仏間に行き、祈りと共に正信偈と般若心経を唱えさせて頂きました。自分で言うのも何ですが、私はこんなにも時間を有効に使う事が出来る様になったと自画自賛です。
ところで、奥様のおもちへの愛情は計り知れないものがあると思います。と言うのは軒下にいつも寝ていた布団を敷いて、これもいつも使っていた入れ物にキャッツフードを入れているのです。食べ物については夜中の内にしっかり食べてあるのですが、おもちが食べたのかどうかは定かでありません。私は多分おもちが食べたのではなくて、家の周りを縄張りにしている黒猫の仕業だと思います。だって黒猫に追いかけられてから、おもちは家の周りから居なくなったのだから。でもこの事は決して奥様には言えないです。早く奥様が元気を取り戻す為にも早く帰ってくれることを、リピーターの皆さんも祈って頂けると嬉しいです。