お米の値段はいったいいくらが正解なのか
小泉衆議院議員が農林水産大臣に就任され、毎日の様に備蓄米の対応や米の値段についての報道がされていますが『米騒動』と言われるものが沈静化して平静を取り戻した時に米の値段はいったいいくらが正解なのかがわからなくて困っています。
当施設は地元の大規模農家から提供して貰っているので、世間の相場よりもはるかにお値打ちに、しかも毎週水曜日に精米した米を持って来て下さるので「安くて、美味しい米」を入居者さんに提供出来ていますが、備蓄米の古古古米(いくつ書いたら正解かわかりません)が5キロで2000円との事で「味はさほど変わらないし安いのが有難い」と言う事ですが、5キロで2000円と言う事は60キロで24.000円と言う事ですから、新米が出てくる9月に新米はいくらの値段がつけられるかを考えると予想すら出来ません。
7月になり食料品を中心に多くのものが値上げしたとの報道があります。
そんな中で米の適正価格がいくらなのかについての積算をしっかりして頂きたいと思います。
米作りは苗場に種の作付けをして、苗を育てている間に田圃の土をおこし、田圃に水を入れ土をならし、田植えをして、苗の成長に合わせて田圃の中の草取りや稗取りを何度もして必要に応じて肥料もまきその間にも畦の草刈りもしなければいけません。
田植えは水の張ってある田圃に入る作業で重労働です。
成長した稲の稲刈りをして米の乾燥をして、1年間の保管もしなければいけません。
この間の作業に対する対価の計算をしっかり行い、機械の購入及び整備にかかるお金も大変なものです。
また、肥料代や必要にお維持手の除草剤もばかになりません。
私も米作りの経験はしていますので決して米1粒も残さず頂いています。
米農家の方が必要経費を差し引いても労働に対する対価を得て、しっかりとした生活ができる様にして頂かないと米農家はドンドン減ってしまうとおもいます。
食品の自給率を上げていく事が、安心な国民生活になると思いますのでしっかりとした政策を考えていかなければいけないとも考えています。
食料品は輸入すれば良い的な考えでは有事の時にはひとたまりも無いので。