入居者さんの笑顔に元気を頂きました。
令和5年7月18日
午前中に盲養護老人ホーム優・悠・邑 和(なごみ)で、お参りの導師とカラオケ二曲(兄弟船と夢芝居)をさせて貰ったのですが、その時の入居者さんの表情を見させて頂くと、それぞれの入居者さんのお顔が素敵で改めて開設されて3年目に入っている施設のハード面、ソフト面の充実がなされている事を実感する事が出来ました。
平成10年5月に本部施設本館の事業開始から半年程経った頃に苦い記憶があります。それは、入居者さんのフロアで私の顔を見た職員が、全く丁寧な言葉つかいで話をしているのに車椅子に乗っている入居者さんの顔が引きつっているのです。全く不思議な現象なのでその後その職員の対応の仕方を見ていると、色んな場面で命令口調が目立つ事が分かりました。また、その職員が夜勤をした翌朝の入居者さんの中で、いつもとは違い不穏な入居者さんが多かったりとの現象がありました。職員に話を聞きいわゆる『認知症』に対する理解に不充分だった事がわかり、その後キャリアアップのシステムを充実させていきました。その様に考えていくと盲養護老人ホーム優・悠・邑 和(なごみ)の施設は最初からしっかりと出来ているのは法人としての積み重ねなのか、吉澤施設長を中心にした職員の意識の高さなのか定かではありませんが本当に有難い事です。
本部施設のボランティアに『てるてる座』の皆さんが来て下さるようになって20年になりますが、いつもてるてる座の皆さんから異口同音に言って頂くのは「本部施設の入居者さん、利用者さんの乗りが良いので何をしていても楽しくさせて頂ける。特に皆さんが参加してのタンバリンの扱いは最高ですね。」と言われてますから、楽しく乗って頂ける対応が出来ているのだと思います。これも積み重ねによって出来た事なのかと思っています。
そう言えば、私もカラオケで月に何回かは歌わせて頂いていますが、気持ちよく歌えるのはカラオケの機材が良いものが入っているのかそれとも私の歌い方が上手いのか・・・。いやいや聞き手が上手だったんだと納得しています。ボランティアでカラオケを歌いに来て下さる方が何人かお見えですが「ボランティアに行く前にカラオケボックスで90点以上出るまで練習してきた。」とか「しっかりキーの高さをチェックしてきた」と言われる事が多いのですが、「私はいつもぶっつけ本番だし、あいからわず台詞を覚えないから画面を見ながらしかできないな。」と全く成長していないのですが、聞き手が上手なので違和感なく歌えている事にリピーターの皆さん感謝なのであります。