防災についての私見を述べます
令和5年7月12日
『防災』と言うのは単に自然災害だけではありません。感染症についても『災害』と捉えなければなりません。なぜならば、常日頃から心掛ける事によって被害を最小限にする事が出来ると思うからです。最初に『自然災害』について述べる事にします。最近も雨による土砂崩れや川の氾濫が北九州を中心に起きた時にテレビ等の報道では「何十年に1回の豪雨」と言われています。しかしながらこの言葉を毎年の様に聞きますし、雨についての言葉として『線状降水帯』と言う言葉も聞きなれた言葉となりました。
これは日本を取り巻く自然環境が厳しい状況に置かれていると言う事です。と言う事は今までは線状降水帯の中に入る事が無かっただけでいつ起きてもおかしく無いのです。当法人の本部施設が建っている所の本館の整地をして頂いた時に土を掘り返している時に大きな流木と思われるものが出てきました。その当時、施設の近所の長老の方が毎日の様に建設現場の様子を見に来られていて、その方から「あの流木は伊勢湾台風(1959年)の時に流れてきたものだと思う。
あの時はいつもほんの少ししか流れていない川が溢れていたから。一時水はあるぞ」と教えて頂いたものです。伊勢湾台風と言えば60年以上前の事。だとすると今年にでも起きても不思議ではないと言う事です。勿論起きない方が良いに決まっています。もう一つ自然災害で忘れていけないのは『地震対策』です。何故ならば、日本は元々『地震大国』であり地震を引き起こす地震プレートの上にあると言っても過言ではないからです。施設の建物は『震度7』までは大丈夫な建築工法になっているとは言え実際に起きた時には何が起きるか分からないのです。
最近聞いた話として「震度5でも成すすべがなかった。」と言われました。「備えあれば患いなし」の為に本部施設では「防災備蓄倉庫」を所有して食料品と水については1週間分を準備して、炊き出しが出来る様に大きな寸胴と大鍋と大釜も揃えていますが実際に大きな災害が来た時に対応出来るかは甚だ疑問なので今後は防災の専門家であるびわこ学院大学教授の烏野先生に本腰を入れて訓練を重ねなければいけないと考えています。『感染症』についてはこの3年のコロナ感染症対策において実際に経験して来て『手洗い』『うがい』『手指消毒』『マスクの徹底』が成されてきて、インフルエンザの罹患が極端に減った事実があったにも関わらず、最近はインフルエンザによる学級閉鎖等を耳にする事も度々です。
また5月8日にコロナ感染症が2類から5類になり、観光地にも賑わいが戻ってきて経済効果は出ている状況ではありますがコロナ感染症が9波に突入したとも言われています。「喉元過ぎれば」ではなく、感染症対策は平穏な暮らしに戻ってもしっかりとしていかなければいけない事だと考えています。リピーターの皆さんも『防災』についてはお互いに留意していきましょう。


