東海北陸ブロック臨時WEV会長会議
令和6年2月26日
検討議題は能登半島地震支援対策の4回目の会議です。先ずは前回までの報告をブロック会長の太田会長(愛知県)が開会の挨拶と共にされてから、被災施設の「緊急レポート」として輪島市にある特別養護老人ホーム「ゆきわりそう」の小泉氏からの報告を聞きました。その中で先ず最初に報告されたのは1月1日16時10分に地震が発生した日の勤務者が比較的幹部の職員が多かったので落ち着いた対応をして貰ったが、電気も水もこない状況で、職員は家に帰らずに頑張ってきたが、看護のリーダーがダウンして救急車で病院に搬送され入院する事態になった。
また。電気が来ない状況に対しては2台の発電機で何とかしのいだ。入浴支援のボランティアに支援して貰っているが週一の入浴の時の応援があると助かるとの話の後、石川県からは毎日の様に「入居者を全員避難させた方が良い」との連絡が来ていたが、元の生活に戻った時に職員がいない状況への懸念と全く収入が入らない事への不安もあり、重症者の避難以外は施設に留まって頑張っていたら、石川県の方針転換で施設に戻す考えになったのか、石川県からの連絡は一切なくなった。との報告をされた時には涙を浮かべながらされたのには言葉を失いました。
その後、石川県老施協と石川県社協からの報告と全国老施協事務局長と災害対策委員長からの報告を受けた後各県からの報告になら最初に岐阜県老施協として私から意見を述べさせて頂きました。最初に岐阜県の派遣チームが今回発表された「ゆきわりそう」での派遣から帰って来た時の報告で「2日間に分けてお風呂に全員入って貰う介助をしたらとても喜んで貰いモチベーションが上がりました。」との報告をさせて頂きました。そして、岐阜県では隊員登録の方が72人に増えましたので、引継ぎも円滑に行く様に能登町の特別養護老人ホーム鳳寿荘に5日ずつ4名~5名のチームを組んで派遣できる体制を取っています。と報告させて頂きました。
その後それぞれの県の代表者からの報告を受け、この派遣は長期にまたがるとの考えの中、今後の派遣の在り方についてもさせて頂き会議が終了しました。会議の中での話の中で当法人もいざという時の為にしておくべき事を改めて確認しました。例えば電気自動車の場合、電気の活用が出来る。但し、ガソリンが無くなっては使えないのでガソリンは半分になったら必ず満タンにすること。給水用のポリ容器は多く確保しておくこと。発電機を準備して燃料の確保も怠りない等々今すぐしておくべきだと思いました。リピーターの皆さん、参考になったのなら即実行してください。