改めて気を引き締めています

昨日、午後4時から当法人の理事会が開催され、大垣市が平成25年度に計画された特別養護老人ホーム80床のプレゼンテーションにエントリーする事を正式承認していただきました。関ヶ原町今須に平成10年に優・悠・邑の事業開始をさせて頂き15年目を迎えて、職員のスキルもモチベーションも高い状況にある今こそタイミング的に良く、西濃圏域での情報発信をより効率良くしていく為にも頑張って当法人が指名されるようにと改めて気を引き締めています
施設開設当時は、児童養護施設指導員時代の強引さと理念、そして、基盤もない中で出来たと言う事での舞い上がりによって職員との乖離がひどく、「優・悠・邑が売りに出ている。」等との中傷もあり、職員の離職率が30パーセントを超えた時期には正直立ち往生して胃が痛くなるような毎日でしたが、自ら施設長を辞し一職員として現場に入った1年半を経て、職員との乖離も無くなり、今は、何処に出しても恥ずかしくない職員が多く育ち職員のモチベーションを上げる為にも、頑張る事をここに宣言致します。(朝5時から事務所のパソコンでの宣言でした。)

全国老人福祉施設協議会主催の災害時におけるリスクマネージメント研修イン神戸を受講してきました

新神戸の駅に面したANAクラウンブラザホテル神戸で6月28日29日の二日間の日程でしかも二日目の終了時間は午後5時(ちなみに一日目は午後6時まで)タイトな日程でしたが、中味の濃さと今後の施設運営に生かすべき内容が多く満足のいく研修でしたので報告させて頂きます。
一日目は13時スタートと言う事で10時15分米原発の新幹線に乗れるように、参加者である私と副施設長と伊藤主任は施設に9時に集合して公用車であるアルファードで米原に伊藤主任の運転で行く予定をしていたのですが、、中日新聞の記者が関西電力の計画停電(岐阜県で唯一、当施設がある今須地区だけが関西電力)に伴う電話取材が9時にあり、バタバタと荷物を積み出発。車を駐車場に預け、大阪で乗り換え11時半には神戸に着き、早い昼食をとって会場がある10階に移動して、全国老施協の役員や事務局の方に挨拶(新潟の加藤先生も村上研修担当課長さんも元気でした。)中山全国老施協副会長による開会挨拶及び基調報告があり、講義1「行政説明」は内閣府被災者行政担当参事官補佐の鶴見氏により国の取り組みについて説明を受け、内閣府のホームページで常に情報を理解する必要性を理解しました。講義2「広域連携と相互防災協定を推進するためにー先駆的事例からー」と題し山形県老人福祉施設協議会副会長 峯田氏による熱い話しを聞き、他の県との連携の大切さと何かを推し進めるには素晴らしい人材が必要な事を痛感しました。一日目の最後の講義3「高齢者福祉施設におけるBCPについて」と題し元東京都総合防災部情報統括担当課長 齋藤氏の話しで事業継続計画の大切さを学びました。
二日目は午前9時から1時間の昼食休憩を挟み午後5時まで「自施設の危機管理体制の見直しと緊急時対応力の向上にむけて」と題し、びわこ学院大学准教授 烏野先生による講義とそれに引き続き演習に烏野先生の他に㈱インターリスク総研上席コンサルタント 砂川氏と細井氏が加わり、全員参加の図上訓練を5W1Hで考える方法で実施しました。参加型だったので時間の過ぎるのは早かったのですが、烏野先生が演壇の上から私へのメッセージのように「ここに理事長さんもお見えだろうし副施設長さんや主任さんなどがこの会場にいて、今大きな地震が来て、指示を出す職員がいなかったら大変です。この研修を契機として是非色々な検討を始めて下さい」。烏野先生に言われるまでもなく、ハード面もソフト面も充実させなければいけないと痛感した研修でした。

大学を卒業して・・・

大学を卒業して神戸町立北小学校4年3組35名を担任していた時の事を今の私の立場を踏まえて書く事にします。
昭和53年4月に4年3組の担任となった初日の目標は全員の児童の顔と名前を一致させる事だったと思います。勿論、担任に決まった日に児童35人の資料を頂いていたので、それなりに頭に入れておいたのですが、最初に教壇に立って挨拶した時には舞い上がっていて、何を話したかよく覚えていません。ただし、顔と名前を一致させる事は覚えていたので、名簿を見ながら子どもに起立して貰い、一人ひとりに思い付くままにインパクトのあるコメントをしようと努力した事は覚えています。ただし、それだけで35人の名前を覚えられる程頭が良くない私は、一分一秒無駄のないように子ども達との接点を持つ努力をしました!1日が終わり家に帰って資料にある顔を見て名前を言って行ったのですが、3人だけはどうしても名前が言えなくて自分の不十分性に腹を立てた事を覚えています。
そんな私が、初めての校内研究授業を6月に行った時は板書は全然しない!ビデオを見る為の操作は出来ない!45分の授業なのに10分も残して話しする事はない!研究会の後の指導では有りとあらゆる酷評の嵐!その当時の若原校長先生からは、「何も優れた事はなかったけど、若山先生頑張れと言うメッセージを子ども達みんなが持っていたのは若山さんの素晴らしさかな」・・・・・。その次の日から毎日毎日若原校長先生の窓越しのチェック!若原校長先生の足音が廊下に響くと子ども達が「校長先生が来た来た」とみんな緊張感を持ってくれて涙がでる程に嬉しかった事を覚えています。それからも、はちゃめちゃの教員生活でしたが、9月に県の教育課長さんによる指導を受ける事になり、私なりに6月よりははるかに頑張り自分で言うのも変ですが、パーフェクトに近いものが出来、その日を境に校長先生の窓越しのチェックはなくなりました。
今回のレポートは、こちらから指示を出さなくても出来る組織になるにはどうしたらいいのかを考えている時にふと回想したことをレポートしました。

三味線ボランティアの方にもバイキングを楽しんで頂きました。

毎月第四水曜日に大塚先生を中心にしたグループが三味線の演奏を中心にしたボランティアに来ていただくようになり、10年以上になり、毎年夏祭り(今年は8月5日の予定)にも生演奏で盛り上げて頂いているにも関わらず、何のお返しも出来ていないので、何か感謝の意をと考えていた時に、本日は月1回のバイキング。伊勢海老を中心に置いたお刺身の大皿、今が旬のタケノコのご飯や味噌汁等々で楽しんで頂きました。日頃お世話になっている方々に対して、永いお付き合いになると「来ていただくのが当たり前」になっては申し訳ないと言う事を職員に教えるのには良い機会となりました。

杉和会指針をアップしました

平成24年度の社会福祉法人杉和会の指針が3月の理事会・評議員会で承認されましたので、理事長ブログにアツプしました。、リピーターの皆様に趣旨をご理解して頂ければ幸いです。

介護保険制度改正等の制度が大きく変化する中で、社会福祉法人が行う介護事業所が地域で担う役割はますます重要になってきています。そのような中で全国老人福祉施設協議会が発信している「科学的介護」をより具体的に推進していく事によって施設及び職員のさらなる資質向上を図り、地域に根ざした法人運営に鋭意邁進していく事を基本指針とし以下に具体的な充実課題を述べることとする。
1.入居者様、利用者様の寄り添いケアの充実の為に
①認知症に対するスキル向上
・医療・介護等多方面に渡る研修と実践の充実
②北欧式ートランスファーの更なる取り組み
・北欧式トランスファーを優・悠・邑及びえりかの里独自なものにまで高める取り組み
・職員全員が実践できるようにフォローアップ研修を適時開催
③オムツゼロを目指して多職種一丸になった取り組み
・水分1500cc以上の摂取を徹底し、その取り組みによる変化を記録に留め分析する
・トイレ誘導での排泄が職員のやりがいになるような展開
※委員会活動の充実と他の委員会との充実を図る
※施設内の勉強会の奨励と充実を図る
※研修会への積極的な参加促進
2.施設間交流の促進
①トランスファーを対外的に広める事によって施設間交流の充実を図る
②EPAによる外国人介護福祉士候補生の受け入れ施設との交流による意見交換の充実を図る
3.家族会の更なる充実と地域間交流の更なる充実
①家族会の意見・要望を真摯に捉え、ケアの充実に役立てる
②保育園・小学校・中学校・高校等及び自治会・老人会等との交流の充実
③ポップコーンクラブの対外的展開
4.新規計画を具体化する

岐阜新聞の一面コラム「分水嶺」を読んで意を強くしました。

分水嶺の話題は大津波に付いて書いてあったのですが、最後のまとめをそのまま書き、介護事業の国の考え方があまりに、現実離れした施策だと言う事をリピーターの皆さんに理解して頂きたく思い気合いを入れたブログにしますので、是非ご意見を下さい。
「海なし県の岐阜の役割とは企業のリスク分散化の支援だけではない。沿岸部の暮らしのライフラインを、被災者を避難民として受け入れる体制づくりこそ新たな絆。」と書いてありました。当法人の顧問であり、昨年の東日本大震災の調査に入っていて、NHKのクローズアップ現代の震災特集でコメンテーターとして出演していた、びわこ学院大学准教授の烏野先生によると従来型特養こそ被災者の方が籠城方の建物として最適であった事が証明されたとの話しを伺った。大津波に備えて防波堤を三倍にしなければいけないと言う国の指針が出て、国の予算がますます枯渇していく中でも、やっていかなければいけないことはやらなければいけない。社会保障と税の一体改革を推進していかなければ日本の財政は持たない状況にある中で、理念優先のユニット型個室しか認めず、特養解体を意味する地域包括ケア構想を推進すれば、岐阜県のように地域のエリア的な距離、また一部豪雪エリアを含んだ地理的条件を考え合わせると現実的でないと言わざるを得ないし、コスト高になるユニットオンリーの考え方には違和感を持たざるを得ない。また、東日本大震災で籠城型の施設としての評価をされていることを考えた時、大震災が現実となる前に方向転換する勇気を持って頂きたい。理由なく多床室が良いと言っているのではなく、個室でなければ個別ケアが出来ないのではなく、介護保険法が施行され一人ひとりのプランに基づき実施されている状況の中、岐阜県内の入居待機者の中には多床室を希望される方も多くみえ、選べるメニューがあってこそ、介護事業も成り立つと考えていますし、「絆」の準備の為にも積極的に多床室が認められる体制を望みたい。

介護保険制度に物申す

岐阜新聞の一面コラムを見てのコメントを書いているうちに、今回の制度改正と報酬改定で感じたことを、リピーターの皆さんに知って頂き、ご意見を頂きたいと思いますので以下に述べます。

①今年度から実施される地域密着型構想は、都市部を中心とした地域をイメージしたものであり、岐阜県のように地域のエリア的な距離、また一部豪雪エリアを含んだ地理的条件を考え合わせると、在宅サービスをより細分化させた新たな地域密着は、現実にそぐわないものと言わざるを得ません。
② 国が目指している「個別化」はわかりますが、個別化は「個室」でないといけない、と言う発想です。これは、想像力の欠けた人の幻想であると思っています。個室であっても個別化できない介護なんて、ごまんと見てきましたし、また多少室であっても個別化しているケアはたくさん存在しているからです。例をあげるまでもなく、病院の集中治療室(ICU)は個室ですか・・・? 勿論大部屋での集中治療なわけです。逆に大部屋の方が、緊急時の対応に即しているからです。「私が将来、老人ホームに入るなら、個室の方がいい・・・」と言っている学識経験者や官僚がいますが、想像力の欠いた認識です。老人ホームに入る前に考えるプライバシーと、老人ホームに入るようになった際のプライバシーはまったく質の違うものですから。
山形県を例に出すまでもなく、宮城県との防災協定で、宮城県内の被災施設から利用者や職員を受け入れた山形県の「受け入れ施設」では、多床室をもつ施設の方が収容能力に長け、職員の動線もよかったことは経験からわかっていることです。
③今回の東日本大震災が起きる前、つまり平時における特養と言う意味では、地  域の一拠点に過ぎなかった傾向は否めないかもしれません。それは、地域とそれほど連携しなくとも、職員を含めたソフト面や、建造物からみたハード面でも、自己完結型で業務をなしえた性格があるからです。しかしながら、今回の被災地を見回しても、地域の中で唯一と言っていいほど建物自体が残り、かろうじて機能しているところが多かったのは、特養が代表的でした。そうした意味においては、特に被災地でのこれからの高齢者施設の設計には、多床室を多く抱えた「籠城」の機能を持たせた施設づくりが必要になるわけです。地域の避難所としての機能も十分に持ち合わせていますから。
④ 特別養護老人ホームの個室化を進める為に多床室の減額幅が大きくなっているが岐阜県の需要は多床室も多くあり、岐阜県条例で4人床まで認めていく方向が岐阜県高齢者安心計画により答申された。しかしながら、介護給付費分科会の大森会長は「特養の皆様も覚悟を決めていただきたい。」。池田委員「多床室の介護報酬をドスンと落とせばいいんです。」などの意見がなされているのは岐阜県のニーズとはかなり乖離したものと考えられる。
⑤ 岐阜県内の高齢者・要介護者数が増加するなか、特別養護老人ホームへの入居申込者数も年々増加しており、平成23年には16.780人となっています。そのうち、入居の必要数が高いと推測される要介護2以上で、独居又は家族介護が困難な在宅の入居申し込み数は、平成23年度で4.532人(全体の約27%)となっています。(資料参照:岐阜県高齢者安心計画)

「いつでも、何処でも安心出来る介護保険のシステムからは程遠い」と言わざるを得ません。
⑥財源難の中、消費税増税、介護保険料(1号、2号被保険者)もどんどん上がっていくのに、いざと言う時には使えないサービス。これは保険料負担者への信頼に対する不誠実と言わざるを得ません。
⑦マンパワーの確保は、介護保険の根幹としての課題だと言う事を考えた時、EPA による介護福祉士候補生を積極的に導入する観点からも、職員配置に加えていきより多くのマンパワー確保に努めていただきたい。

早起きは三文の徳

6時10分に施設から連絡。幹部職員には法人用の携帯を渡し「3コールで携帯に出ない者は三流だ」と言ってはばからない私は既に地元紙の岐阜新聞の一面コラムを読んでいて2コール目ででたので面目躍如!但し、施設手作りのヨーグルトが機械の電源が入ってなくて出せないのでどうしましょうとの事で、今から代替えを確保するのは難しいので、お昼に一品代替え品を付けることで対応する事を指示して、朝一にやることが変わった事を理解しました。それは、二度と同じ事が起きない為の対応と代替え品の指示を管理栄養士にする事です。ところで、岐阜新聞のコラムに素敵な内容が書かれていたので紹介し私のコメントも書きたいと思います。原文のまま少し紹介すると「「危うく「早起きは三文の得」と書きそうになったが、辞書では「早起きは三文の徳」。この諺では損得ではなく、人徳の徳をあてる(中略)企業は徳では食えず、損得勘定がすべて。だが、徳を積まない企業はなぜか消えてゆく。社会人にもなった新入社員。この謎解きを存分に楽しもう。」」と書いてありました。
以前に私のコラムで「陰徳」について書いた事を思い出し、嬉しく思うと同時に徳を貰う為に早起きをするのではなく、今日の筆者が書いているように、早起きをする習慣がつくと時間に余裕が出来、心に余裕が出来るので相手に対しても素晴らしい事が出来る。しかもパフォーマンスではなくて陰徳が。当法人杉和会の大きな柱は正に「陰徳」です。地域で愛され喜んで頂く為に新年度を迎えて、職員一同より頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

石川県の施設長・事務長研修会で講演(小噺)をさせて頂きました。

石川県老人福祉施設協議会の今井副会長から石川県の施設長・事務長研修会で講演依頼を受け、簡単にお引き受けして、事務局の佐々木さんから何度も連絡を頂きながら講演の資料もぎりぎりにしか出せない落ちこぼれをして、演台に立ってからも何から話して良いのかが決まらず、中学を卒業するまで対人恐怖症の赤面症だったと言う、わざわざ岐阜からきた法人の理事長が話すようなものでないのから始めたのには自分自身もビックリ。しかも、頭の良い子にする話しをしていて、最終的な落ちの部分で若いきれいな女性検事の話しまでしないと意味がわからないのに、違う話題に行ってしまって・・・・・。研修を受けられた皆さんごめんなさい。でも、先進的な取り組みを意欲的に実施していることの一端でも理解してくださり、200人みえた参加者のなかから、一人でも二人でも当施設に来てトランスファーの研修に来てくださればと今は念じております。
私自身は、全国老人福祉施設協議会中田会長と一緒に昼食を頂きながら親しくお話しが出来、中田会長の施設(北海道)からも是非研修を受けてくれとお話しを頂いたのは非常に嬉しく思いました。

特定の研修が終了しました

特定の研修は不特定のように、50時間にも及ぶ座学があるわけではなく、8時間の座学と2回連続の手技が合格と言うものだったが、初日の8時間の座学の後を受けての二日目の試験については20人全員が合格点である90点以上をクリアされ、受講者の真剣さが伝わる結果となりました。また、手技についても次に実施する受講者が一生懸命に指導されているのを理解されようとした結果、午後3時頃までかかるのかと思っていたのですが午後0時30分には終了して指導看護師の方も正直「今日は早く終わって良かった。」と言う気持ちだったと思います。だって、不特定研修の演習は3日間共に午後8時を過ぎたのですから。これで、今年度の研修は全て終了。あとは2月16日に演習会場になった岐阜経済大学に機材の撤去をしにいくことと来年度の計画を立てるのみ。ああ!大切な事を忘れていました。研修委員会のメンバーと指導看護師さんには大変な思いと協力を頂いたので反省会とご苦労さん会を実施しなければ

1 281 282 283 284 285 286 287 288 289 294