「孫正義の参謀」嶋聡さんから「嶋聡からの手紙」と言うメールが届きました
2018,9,26
嶋聡さんは元ソフトバンク社長室長で現在多摩大学客員教授ですが高校を卒業されるまでは岐阜県海津市出身と言うご縁で7月12日、13日に開催されました全国老人福祉施設協議会主催の東海北陸ブロック研修大会が岐阜市国際会議場に1000人の参加者で記念講演をして頂いたご縁で講演が無事に終了してから講師控え室で名刺交換をさせて頂き、親しくお話しをさせて頂いたご縁でメールで情報を頂くようになり、素晴らしい方の行動力に頭が下がる思いでいたのですが、こんかいの内容は私のコラムのリピーターの方々に知って頂きたく思い本日のコラムの題材にさせて頂きます。
『中国の起業家精神を体現する、アリババ・グループのジャック・マー氏が退任を発表した。まだ53歳。今後は教育に心血を注ぐとの事。出処進退の原則は、「進むときは人任せ。退くときは自分で決める」というものである。見事である。
私がジャック・マーと始めて会ったのは、2017年7月、経済産業省であった。日本でアリババのビジネスを展開するにあたり、時の直島経済産業大臣に会い挨拶をしておいた方がいいとの孫正義社長の進言があり、私がセッティングしたのであった。
当時、経済産業省は入り口が工事中で、わかりにくかった。ソフトバンク社長室がすべてアテントすれば良かったのだが、アリババ・ジャパンが案内するというので任せておいた。案の定、うまく正面に車をつけることが出来ず、連絡のためスタッフが右往左往していた。
暑い中、小柄で、どちらかと言えば貧相な(失礼!)男がトコトコ歩いてきた。それが、アリババの会長ジャック・マーだった。スタッフの不手際を責めるでもなくニコニコ笑いながら私に近づき、握手を求めてきた。なお、ジャック・マーは「男の才能は住々にして容姿と反比例する」と自分で言っているそうだ(笑)。
直島大臣との会談では日本の中小企業が中国企業が中国に輸出することを助けたいと話し、大臣も歓迎の意を述べた。会談が終わると車を入り口に回すでもなく、トコトコと歩いて、私に手を振りながら出て行った。(中略)ジャック・マーの言葉で私が一番覚えているのは、「イーペイが海のサメならば私は揚子江のワニだ。海で戦えば負けるが、川で戦えば勝つ」というものだ。イーペイの中国進出に対し、戦いの戦略・戦術を一言で表したものである。2010年、広州本社のフォーラムでジャック・マーは「私はイーペイを中国から追い出すといったが、これを成し遂げた」と繰り返し強調した。GAFAの進出になす術もないと傍観している、若き経営者もジャック・マーのような戦略・戦術を練ってもらいたいものである。』
嶋聡さんの原稿を殆どそのままに掲載しましたが、非常に中味の濃い意味合い深いものだったので紹介しました。かなり独善的なところもありましたが、力強く生きてこられた事と自分の生き様に自信を持ってみえる事に勘当すると共に65歳の私がどこまで頑張れるのかをスケールは断然違いますが参考にした生き方をしていきたいし、嶋さんとの関係も大切にしていきたいとおもいました。