稗(ひえ)

平成29年9月5日

私が住んでいる関ヶ原町今須の自慢の一つは田んぼの畔草をしっかり刈られる事ときれいに揃った黄金色の稲穂でしたが、今年の収穫期には異変が起きているように感じています。と言うのも、田んぼによっては稗がいっぱいだからです。もちろん、畔草をしっかり刈って立派な黄金色の稲穂のところも多いのですが、所々に立派な稗が隆々としている田んぼもあるのです。専業で米を作っていない所は致し方ないし、私も米を作る事は放棄している身で偉そうな事は言えませんが残念でたまりません。そう言えばテレビで耕作放棄地がたくさんあるとの報道がされていました。そう言う意味では稗があっても稲穂がある光景に満足しなければいけないのかも。とにかく人工減と少子高齢化は問題です。少しいやいやかなりでかすぎる問題にしてしまいすみません。

 

自戒を込めて

朝5時に起きて2キロ歩き汗たらたらで気分的にイライラしている中で汗を流そうと考えお風呂の脱衣場に掛けてあるカレンダーの9月の言葉が『みとめあって おだやかに』。(別添の写真)イライラしている自分に苛立ちながら、何を苛立っているのか分からないまま『みとめあって おだやかに』の言葉を認識して、ふと気が付きました。認め合うから穏やかになれるのに最近の私は職員の駄目な所ばかりが目について穏やかでおれなかった。と言うのも今月実施される敬老週間の企画書にあまりにも思いが無く脆弱なものだったから。本日は一日快晴だとの天気予報の通り青空なので入居者さんの布団や畳を天日干しして思い切り風を通してハードもソフトもリフレッシュして『みとめあって おだやかに』になるように頑張りました。職員も業務にはない作業でしたが頑張ってくれたし、『みとめあって おだやかに』を実践して行くことで敬老週間も入居者さんが満足してもらえるようにしていきたいと考えていますので応援宜しくお願いします。

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我が家の猫「リット」の話しをします。

私は犬が好きなので犬を飼いたいのですが、奥様である「かをり」から、『出張等で家にいない時の散歩は誰がするの』と言われて飼うことはかなわず、逆に奥様の方から『私と諭(次男)でしっかり面倒みるから猫を飼います。』と宣言されたのが平成13年11月23日に奥様の実家で生まれ子猫。1ヶ月ちょっとで(正確には平成14年1月20日)我が家にやって来たリットです。つまりリットは我が家に来て実に15年7ヶ月になる訳です。リット君の成長は凄まじく1年経過した時には6キロを超え、最も体重が重かった時には10キロを超えていて、ある時には、我が家の玄関先に鎮座していて宅配の荷物を届けに来た方に虎と間違えられておどろかれた逸話があるほどです。あと3ケ月で満16歳になるのですが、人間の寿命で何歳になるかは定かではありませんが、高齢であることは間違いありません。何故ならば歩き方も軽やかでなく、奥様のベットに登る時にもタイミングを見計らって登っていますし、がっちりしていた足も細くなり、今朝体重を量ったら7.1キロだったのでめっちゃ元気な時から比べると『随分弱ったな』と思いました。歩き方もいかにも歳を取ったなと言う感じでひょこひょこ歩き・・・。ただし、相からわず歩いている時のお腹の皮は床に着いた状態です。(待て待て・・・。と言う事は私のお腹は今はリンリンで反り返っていますが、痩せると皮だけぶよぶよになって残るのか・・・。)私には全くなつかなかったリットが最近は朝ウォーキングマシンに乗るために5時15分に起きて部屋を出ようとすると、私にすりすりするのです。これは、私もリットもお互いに歳を取った証ですかね。

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8月8日と9日は・・・

 8月8日と9日は全国老人福祉施設協議会の役員セミナーで昨夜はセミナー会場であった東京プリンスホテルに泊まり朝から久しぶりの青空で、思わずカーテンを開けると東京タワーが目の前に見えて携帯のカメラで思わずパチリ。東京タワーと言えば昨日は新幹線を品川駅で降り山手線に乗り換えて浜松町まで行き、駅を出たら東京タワーが近くに見えたので「東京タワーの梺に東京プリンスホテルがあるから方向音痴の私でも歩いていける」と考えて10分程歩いて後悔しました。確かに10分程歩いたのですが東京タワーまで全然近づかないしめちゃくちゃ暑いし。でも頑張って歩いていくと増上寺の山門が見えてきたので少し元気が出たのも束の間。増上寺の通りの山門ではなくて、またまた頑張って歩かねばいけない。結局2キロ以上歩いて東京プリンスホテルに着いたしだい。そしてつくづく思いました。東京の方はよく歩かれると。

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8月5日、成功裏に夏祭りが終わりました

夏祭り当日の午前5時30分にいつもはウォーキングマシーンで歩きながらお経をあげるのですが、台風5号の迷走台風の影響の為か朝からどんよりした天気で時折雨が降ってくる嫌な天気でした。そこで夏祭りであれば朝から準備の為に走り回る事になるので歩くのを止めて仏壇に向かって無心にお経をあげました。その後朝食を頂き、施設に行き、先ずは施設の南にある天満宮に行き、お酒とお塩を供えそこでもお経をあげ、施設に戻りお酒とお塩を振る舞い、その後天に向かって無心に雲を切り・・・。うーん!そのかいがあってか時折日も差して。お陰さまで雨も降らず暑さもさほど気にならず(※但し館内は人が多くめちゃくちゃ暑かった)想定よりもはるかに多い参加者で例年焼きそばやとうもろこしが多く余り職員との反省会で配るのですが完売の為に無し〓握り寿司を沢山反省会用に手配しておいて正解でした。外会場はパフォーマーのクラウンアキオさんと地元の演歌歌手の砂田おさむさんのショーを見ながら盛りたくさんの模擬店の品物やビールやソフトドリンクで楽しんでもらい、館内は入居者の家族と共に模擬店の品々を楽しんで頂くと共に、大塚社中の皆さんによる三味線やてるてる座の歌や踊りにスコップ三味線と勿論盆踊りを楽しんで貰いました。入居者さんには浴衣やハッビを着て頂き、女性の入居者さんには化粧や髪飾りを付けて貰いました。どの入居者もいつも以上に楽しんで頂いているのを感じる事が出来ました。800人以上の参加者で実施出来たのは、手作りでポスターや団扇や看板やゴミ箱等を一丸となって作成してくれた職員がいたり、準備の段階から当日の模擬店のお手伝いをしてくれた、日頃取り引きをしている業者の方や家族会の方や地元今須中一年生と先生や職員の家族そして着付けをして頂いた日赤奉仕団の方々の協力があったればこそ大成功に終える事が出来たのだと思います。私は理事長として職員及びボランティアの方を3時に玄関ホールに集め「特別養護老人ホームとしては無謀とも言える企画ですが、参加者には大いに楽しんで頂き、職員及びボランティアの皆さんには黒子となって対応していただきたい」と熱狂するのが精一杯でした。翌6日には多くの職員が片付けにきてくれ午前中で片付きました。

本日は8月8日で昨夜は関ヶ原を直下に近い状態で台風がきたのですが、テレビで報道されているよりは被害がなかったように思いました。と言うのも朝イチの5時30分に施設に行き外周りを見て、谷合から土砂が流れているのと、川の中にある鹿よけが外れているのを確認して関ヶ原町へ連絡すると共に業者に対応策を依頼して、ばたばたではありましたが、今日から2日間ある全国老施協主催の役員セミナーに参加する為に今は新幹線の中です。新幹線はお陰さまで予定通り運行されているので会場へ一時には間に合いそうです。

夏祭り準備①                   夏祭り準備②

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外会場の様子①                  外会場の様子②
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砂田おさむさん歌謡ショー             クラウン・アキオさん大道芸
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大塚社中「三味線ボランティア」          食堂の様子
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歌謡劇団「てるてる座」①             歌謡劇団「てるてる座」②
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木の伐採

平成29年7月29日

岐阜県の事業として、本部施設南の山の斜面の工事の為に、7月26日、27日に木の伐採と搬入の作業を大きなクレーンとチェンソーを駆使してされているのを見て、感動しました。何故なら、全く手際良く作業され、電柱や電線にかからないようにされているのを見て感動したわけです。また作業している方の動きには無駄が無く素晴らしい連携プレイだと関心してしまいました。

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山から下ろされ寝かされている木の年輪の細かさに驚き、思わず年輪の数を数えて見てビックリです。それ程太いものではなかったのですが100まで数えれたからです。地元今須の木の品質が素晴らしいとは聞いてはいましたがこれ程に素晴らしいとは。そこで私は作業をしている方に「どうしてこんなに細かい年輪になるのか」と聞いてみたら「枝打ちをしっかり行なうと木の成長を抑える事になりより細かくなる。」と教えて頂き、改めて今須のご先祖様は勤勉で実直な方が多かったんだと理解しました。

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斜面の工事は今年度が3期目で全てが完了するのですが、この工事が完了すればはれて福祉避難所としての機能も持つ事が出来、より地元貢献できるものと確信しています。

柳田民俗学を学んだ経験から思うこと(珍しく高尚なタイトル・・・)

29.7.18

大学時代は法学部なのに法律の勉強は全くしないで、落語、演劇に明け暮れていた私が、一つだけ高尚なサークル(決して落語や演劇をバカにしているわけではありませんので悪しからず)柳田民俗学の指導をしていただいた顧問の先生は折口忍先生のお弟子さんで文化庁の役人だった方で祝(はふり)宮静先生と言ってロンドン留学が長くていかにも英国紳士と言う雰囲気を持った先生でしたが、私は落ちこぼれ学生だったのですが一つだけはしっかり教えて頂いた事があります。それは、「一つの風景を同じ位置から一年毎に見続けなさい。そうすることによって変化を理解する事が民俗学の原点ですよ」と。その当時の私は「ふーん。そんなものか」位にしか考えていなかったのですが、64歳になった今だから祝先生が言われた意味が理解できるようになったように思います。と言うのも、私が高校時代の頃は大垣駅から醒ヶ井、彦根、長浜までのバス路線がありました。その頃にはワンマンカーでバスを降りる時にボタンを押すのを誰がするのかとドキドキしていたのを今も覚えています。そして、関ヶ原駅前には近鉄バスの切符売り場もあり、バスを誘導する方もみえたように覚えています。そう言えば関ヶ原駅の待合所にも売店のおばちゃんがいたな。ところが路線の縮小で終点のバス停が西今須になり、松尾になり、いまでは関ヶ原駅までになってしまい、バスでの移動については今須はおいてけぼり・・・・。(とってもローカルな話しですみません。)そんな所ですが住めば都。今の現実を直視しながら頑張っていきます。あまり後ろ向きにならずに5年先10年先を睨んで。東京の方は東京だけは地方の方が来てくれて安泰だと思ってみえるかも知れませんが結婚しない、隣の方が誰かもわからないで生きていたら、あっと言う間に衰退してしまう。私の住む今須は山間部でバスもこない所ですが施設でカフェをしたら30人からの方が集まってくださる温かい所です。

※朝から職員に指導をすることばかりで、バタバタで新幹線に乗ったので支離滅裂の文章で自分でも何を言いたいのかがわからないまま、もうすぐ東京に着くので、支離滅裂のまま原稿をアップする愚行をお許し下さい。高尚なタイトルからはじまったのに・・・・。私に高尚は似合わないと言うことか。

 

お線香。過ぎたるは及ばざるが如し

29.7.12

今日は私の父親の月命日で4月4日から始めたウォーキングマシンで30分歩きながらお経をあげるのを日課にしているのですが、本日は父親の月命日だし、いっぱいある線香と蝋燭を早くに使いきりたい思いも重なり、そして四国を歩いていてのお線香のつけかたは1把を丸ごとつけて燃えていくと最終的に菊の花のようになるのが楽しくてそのようにしていたから、月命日に合わせてやってみようと試みて大失敗。札所の線香たてはでかいので1把を一機にさしても大丈夫なのですが我が家の線香立ては一般家庭の物としては大きい方ですが1把の線香をきれいにつけるのも大変で、さてさて線香立てにたてようとしてまたまた私は真っ青。全然ささらないし、線香の火で指を火傷しそうだし。結局立てるのを断念してまたまた焦ることに。線香立てにすっぽりと線香が入りきらないから、燃えて灰が外にはみ出す。線香の塊だから火がついたらまずいし。何とかしなければと部屋の中をうろうろして最初は台所からポールのようなもので受けようとしたのですが、線香立てが意外と大きくて挫

折。次に空き箱で何とかと乗せてみて、線香立てはカバーするけど灰が落ちるとまずいと考え空き箱に水を入れてクリア。朝からバタバタした事でつくづく思いました。「過ぎたるは及ばざるが如し」と私の話はあいからわす枕の部分が長くて結論はあっと言うまだな。これは青春時代に井上ひさしに影響された後遺症かな。

 

我が家の紅梅の木は凄い生命力です

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このコーナーの3月23日と4月2日に我が家の紅梅の古木について書きましたが、先般庭師さんに来て頂き紅梅の木も綺麗にして貰ってビックリ。写真の通り完全に大きな穴が空いて、木の間を手が通るような状況です。このような状態であっても緑の葉を付けて、多分来年の春も花を咲かせてくれるとしたら感動に値しますよ。これは人間で言えば、レントゲンで骨が写るような状況を通り越し体越しにその向こうが見えるのだから・・・。自然の生命力が凄いのか、穴が空いても綺麗な花を咲かせるようにしているご先祖様がいるのかは分かりませんがとにかく感動しましたので、携帯で撮った写真ですがじっくり見ていただきますれば、ご長寿間違いなし・・・。うーん。これはかなり無理があることかな。

昨日初企画の認知症カフェを実施しました。

平成29年6月27日

社会福祉法人の使命である「地域貢献」の一貫として認知症カフェを実施したいとかねがね考えていたのですが、本部のある今須の地で参加者があるのか自信がなく、私にしてはなかなか行動に移せなかったのですが、副施設長が「6月中には必ず実施します。」と関ヶ原町健康福祉課で宣言してきて、一向に準備が出来ないが大丈夫かと心配していたら、6月も半ばになりようやくチラシができ、地元の区長さんにお願いに行ったり、前日の夕方に会議室でカフェが出来るように何人かの職員の協力を得て準備していて、つくづく思いました。「本部の職員には遊び心と行動力がある」と。尚且つ20年の実績の中いろいろと活用出来るものがあるなと。カフェの当日、10時開始だからと、9時から8月5日に開催予定の夏祭りの打ち合わせをしていてビックリ〓9時30分に打ち合わせをしていたボランティア室の窓越しに続々とカフェの参加者とおぼしき方がみえて・・・・・。参加費は1人100円だったのですが会費が3000円も集まったと言う事は30人からの参加者が集まったと 言う事。嬉しい悲鳴!!余分になるかもと思って買ってきたケーキ〓もきれいに無くなりまたまた嬉しい悲鳴!!認知症アドバイザーの早野さんに挨拶をして頂き、私も挨拶をさせて頂き、元関ヶ原町住民課長で今は当施設の職員の河島さんと岐阜経済大学教授だった佐藤スーパーバイザーにも話をしてもらい、その後好みの飲み物とケーキを楽しんでもらいながら情報交換をして、その後は七夕の願い事をかいて貰い、準備した笹にそれぞれ結びつけ、来月は第4月曜日である7月24日に実施するチラシを渡し終了して玄関先で皆さんをお見送りをすると「楽しかった」との多きの声を頂き、案ずるより生むが易し。あんまり構えずに場所提供をしていく事が長続きの秘訣かなと思った次第です。

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