マニュアルについて
令和元年9月23日
朝のニュースで、台風15号により9月9日未明からの千葉県の停電が未だ完全復旧していない事に対して、「地震によるマニュアルはあったが風水害に伴う停電のマニュアルがなかった。」とのコメントがなされていたのには違和感を持ちながらも、昨夜18時から行われた和合での研修及び全体会の折り、びわこ学院大の烏野教授のお話の中で、「マニュアルはどこかで作成されたものをそのまま活用しても意味のあるものにならない。何故ならば実際に運用する時に全く役にたたないから」との指摘を思いだしました。
具体例として災害マニュアルの準備するものの中に古新聞1か月分と言うのがあり、ある施設の相談員に確認したら、きちっと1か月分ありチェックリストにもチェックがしてあったので「流石ですね。ところでこの古新聞を災害時にどのように活用するのですか」と聞くと(しばし時間をおいて)「新聞ですから何もすることが無い時に読むんですよね。」と答えられたとのこと。施設長さんに聞いても同じような答えが返ってきたので、古新聞の活用方法について解説されたそうです。その内容は「雨が吹き付けるのに備えて、サッシのレールの所に古新聞を敷き詰めておくと雨が施設の中に入るのを防ぐと共に水を含んだ古新聞で汚れたガラス戸を拭けば簡単に汚れを落とすことが出来る。」と言うものでした。この古新聞の活用を理解していなければ古新聞は『不要の長物』と言っても過言ではないと言えるのではないでしょうか。
『災害』と一言で言っても、例えば5年前の広島市を襲った『土石流災害』。4年前の茨城県常総市では鬼怒川決壊による『大水害』。3年前は熊本県を中心とした『地震』。2年前には九州北部の『豪雨』。昨年は2月の福井市内を襲った『大豪雪』、7月の西日本『豪雨』、9月には北海道で『地震』。今年は6月~8月に九州南部・北部の『大水害』、9月の千葉県内の『大停電』と、災害についても被害の対応も違うわけで、一つの正解はなく、それぞれに違いを想定した対応マニュアルが必要なのですが、実際に起きてみないと(起きて欲しくはないですが。)理解出来ない事も多くありますので『想定外』と言う言葉がまかり通ってしまいがちです。「備えあれば患いなし」の為に汗をかき、「このマニュアルはどのような考えから出来たものなのか」を周知することが大切だと思いました。
この事から学ぶべきはマニュアルは失敗の中から学び、同じことを繰り返さないと言う事なのですが、『災いは忘れた頃にやってくる』との昔からの教えを生かしていきたいと思っています。このことはケアについても同じことが言えると思います。例えばマニュアルでしなければいけない事が5つあったとして、その内の1つを抜いても事故なく出来たとしても、何度かしている中で事故になる事も有り得ると思います。もし絶対に起きないのであればマニュアルの簡略化を検討すれば良いと思います。と言う事はマニュアルは常に徹底すると共に進化すべきものだと思います。
リピーターの皆さん本日は少しハードな話題でしたが、日々の生活の中で生かして貰えたらとの思いで書きました。このように書けるのは、防災備蓄及び対応について積極的に取り組んでいるからです。但し、完璧と言う事はないのでこれからもしっかり取り組んでいきたいと考えています。だって、3週間の停電は経験したことがないし、想定外がおきている以上真剣に国及び岐阜県と協議すべきだとも思っています。





















