非常勤講師二回目からの私
令和2年3月29日
一回目の講義がハチャメチャだった私は一週間リベンジを考え続けました。そして、小さいときの私と違って失敗を引きずらない自分がいることに自分自身驚きながらも、私が起こしたアクションはまたまた驚く事に教材に選ばせて貰った吉田宏岳先生監修の教科書『養護原理』を何度も何度も読みました。そして、何度も読んで理解した事は『教科書と言うのはアウトラインしか書いてないので全く面白くない。』と言う事で、次に考えたのは『教科書に書いてあるものに私の体験談を話しながら肉付けしていく事にしよう。』との結論でした。
つまり、一般的な講義は、教科書を開かせ、専門用語を示してからおもむろに説明される(多分・・・。だって私が受けた法学部の講義がそうだったから・・・。だから正直面白くなくて、段々受けなくなったから※自己弁護しなくていいのに・・・)と思うのですが、私は逆転の思考(そんな大袈裟なものではありませんが)で、私の体験談を話をして、「今話した事は教科書の何ページに書いてある用語の事の説明ですから後で読んでおいて下さい。」と言う講義スタンスにしたのです。私はがむしゃらに、しかもむてかつに13年間児童養護施設の指導員をしてきて専門用語など知らずにいたのですが、大学で講義をさせて貰うようになり自分の足跡を整理する事が出来た事と現場の生の声を学生に伝えれたので学生も聞きやすくて分かりやすいと親しみを持って受け入れてくれたように思っています。
その一つの現象が2月14日のバレンタインデイには一杯チョコレートを貰えましたから。(当時は軽トラ一杯位と大袈裟に言ってましたっけ・・・)その当時吉田宏岳先生(日本福祉大学中央福祉専門学校長)が代表を務められていた『教育と福祉を考える会』の末席に座らせて頂いた私の講義に対する学生の評価が高いとの話が出て、少しずつ講義するコマが増えてきて、一番多い時は週に13コマで毎週月曜日は6コマの依頼を引き受けていました。(勿論吉田宏岳先生のご配慮があっての事ですが)1コマの時間は90分ですから一番多い時は90分✖6コマ=9時間の講義をしっかりやっていました。だから、月曜日は関ヶ原駅近くの駐車場(月額5千円)に車を預け、名古屋の金山駅に8時30分には着き午前中2コマを専門学校で行い、午後は近くの短大に移動して2コマをしてから再び専門学校に戻り夜間の学生を教え再び金山駅に21時前で電車を待っていたものです。
食事は昼と夜の分の2食のお弁当を非常勤講師室で食べたにもかかわらず、少しの時間を利用してホームにあるきしめんを食べるのが楽しみでしたが、遅い時間なので『きしめん完売』の立て札があると、がっかりしたのを昨日の出来事のように思い出してます。
13コマしていた時は月曜日が6コマ、火曜日が4コマ、水曜日が2コマ、土曜日に1コマだったと思います。私は基本的にマイクを使わなかったので(マイクを持ったら歌い始めてしまうでしょ)150人規模のクラスだと、かなり大きな声を出さなければいけなかったのですが、大きな声をだすようになり、お陰さまで声が渇れる事もなく出来たので結果的に複式呼吸がしっかり出来るようになったのと声帯も鍛えられたように思います。だから、お陰さまで今でもお経を大きな声で唱えられるし、カラオケでもしっかり声を出せています。
大学の講義は、施設の借り入れ返済をある程度私が担わなければいけなかったので(償還金を措置費においては民間改善費以外は使っていけないしばりがあった為)引き続き週に2日は自分の公休日に行っていました。13コマもさせて頂いている時には大学で使用する教科書の執筆を依頼された事も何度かありました。最初の執筆の時には出版社の担当者から「先生に頂いた原稿の内容は大変興味深いものですが、教科書としてはそのまま載せるわけにはいきませんので、大変申し訳ありませんが書き直して下さい。」と言われて「どの部分を直せば良いの」と聞くと再び「誠に申し上げにくいのですが全面的に書き直して下さい。」との答えに若かったと言うか世間知らずだったと言うか、かっかとしながら「どこがいかんのや。私的には最高の書き振りと思っているのに。」と言うと「確かに面白いしわかりやすいのですが、この内容は教科書にはなりません。この原稿は、いずれ先生お一人の本として完成させて下さい。その時はお手伝いします。」と言われ、私的には不本意な内容で書き直しました。
考えてみると、高校生の時代からの私はそれまでグーっと押さえていたのがはち切れて、どの世界でも跳び跳ねていたのだと、このコラムを書きながら思ったしだいです。と言うことは、現在66歳だからかれこれ半世紀以上跳び跳ねていて、まだまだ収まっていない私はある意味幸せな人生だけれども、つくづく大変な生き方をしているのだと客観的にはおもうのですが、リピーターの皆さん、これからもハラハラドキドキの人生を歩む事になると思うのですが宜しくお付き合い下さい。※今日の原稿は2千字を越える長さだったものを最後まで読んで下さりありがとう御座いました。

