忘れ物に気が付きながらそのままにした理由を探る
令和元年10月4日
昨日のコラムで、ショートステイの方の終了時の忘れ物に気が付きながらそのままにしておいて、ショートステイご利用者さんの家族の方からの連絡で指摘され利用者さんが怒られていて当法人が運営している「デイサービスを利用しない。」と連絡があったのを機に『どうして、忘れ物に気付いていながらその後の対応ができなかったのか』の検証をします。(本来、当法人の理事長が評論家のように述べるべきではないのですが私を含めた職員の反省と再生の為に敢えてコラムに書く事をお許し下さい。)
昨日私の所へその対応をした幹部職員が謝りに来て話を聞きました。そして、この一件を防ぐ手立ては、いくらでもあったにも関わらず、その一つも出来てない事に苛立ちを覚えています。一つには「ショートステイ終了時の午前中に荷物のチェックをしたのですが、この利用者さんは部屋におみえになることが多いので荷物をまとめる事はしなかった。」と、まるで利用者さんが悪いような弁解をしてから、「終了時に荷物を整理する時にはチェックをしてなくて忘れ物をしてしまい、次の日に部屋の片付けをしていて気が付いたが夕食前であったので夕食の準備を優先させてしまい、その後はその対応を忘れてしまいました。」との話を幹部職員がした時には、『正直に話するのは反省している証しだろうが余りにも幹部としての意識が希薄だ』と苛立ちながらも、『今回の失敗を阻止する手立ては、常日頃から言っている中で一つでも守っていたら防げたと幹部職員なのに情けない。この現状を打破するにはかなり大鉈を振るわなければいけない。』と覚悟をしました。
職員の話の中でフロアにいた職員に伝えてその後その事を忘れたような対応には目を覆いたくなるし、忙しいを理由にするのも自分を正当化しているようにしか思えない。仮に忙しくて手が離せない状況でもPHSを利用して事務所の職員に連絡して代わりに対応して貰う事も出来たと考えています。(現に、忘れ物を届けて謝りに行ったのは事務所の職員です。)また、忘れ物に気付きながら忘れてしまうのは責任感のなさとしか思えない。仮に人間ですから忘れる事が全くないとは言い切れませんが、常に職員には『大切な事、気が付いた事を直ぐに出来ない事もあるので、簡潔なメモを残して時間に余裕が出来た時に改めて具体的に書いたり、対応するように』と噛んで含むように言ってきたつもりですが、幹部職員がメモを残す事を実践出来てないのだから他の職員も出来ているとは言い難い現実があることに私自身ショックを受けていますし怒りすら感じています。
リスクマネージメントでよく言われるのに、一つのアクシデントの中には多くのインシデントがあると。幹部職員に理事長として任命した職員がこの体たらく。この事を教えて下さった利用者さんとその家族に感謝して再生を誓い頑張っていきましのでリピーターの皆さん「何で身内の恥をコラムに書くの」等と思われる事無くこれからもご支援下さい。