箱根駅伝について思ったままに書きます
令和2年1月7日
年が開けた1月2日、3日両日にわたって開催された第96回東京箱根間往復大学駅伝について、本日は7日なので4日も遅れての話題ですが、体調が悪い時にも『必ずコラムで書こう』と考えていて、本日私が入院している病室に主治医の森島先生が血液検査の結果を持って来て下さり「炎症反応の数値が想像していたよりも早く良くなっているので明日には退院出来ます。」と言う事で、嬉しさの中書く事にします。
先ずは、優勝した青山学院大学の選手達のお話を聞いていて、原監督の選手に対する指導について舌を巻く思いです。一年前には東海大学に次ぐ2位に甘んじて、5連覇を逃したところから始まっていたんだと思います。原監督の話の中で「突出した選手がいなくて、先輩が抜けた穴を埋めて主体的に引っ張ろうと言う選手がいなかった。そこで、主体性を重んじる指導から4年生に厳しく接する指導に変えた。当然ながら反発が大きかったし4人もの退部者が出たが最後の段階でワンチームになり、優勝ができた。」との話を聞き、原監督はさらっと話されているが「この一年は厳しかっただろうな」と思いました。
但し、私は原監督は勿論大変な道のりを歩かれていることは簡単に想像できますが、私は原監督の奥さんはご主人の信念についていき、やりたかったわけでもない事を(寮母のような仕事)従順にされていることに驚きを感じています。
本題に戻します。往路109・6㎞❌2=209・2㎞を10人の選手が走るのですが、総合タイムで優勝した青山学院と2位の東海大学との差は3分2秒しかないのには驚きです。しかしながら、この3分2秒の差を開ける為に凄まじい努力がなされた事は私のような者には想像だに出来ません。試合後の原監督のインタビューの中で「今夜は飲むぞ』の発言には喜びの現れだと思いました。今回の上位チームの中には(私の知識の中ですから正確ではありませんが)3位に国学院大学、4位に帝京大学、5位に東京国際大学が入賞していて、東洋大学がシード権ギリギリの10位には驚かされます。と言う事は、群雄割拠の時代に突入しているなかでの優勝ですから凄い事ですが、来年に向けて既に頑張られているわけですから頭が下がる思いです。
ところでこの箱根駅伝で大いなる疑問を持ったのは、これだけ日本全国から興味を持って貰っている大会なのに地方の大学は参加が出来ないのは頂けないと思います。箱根駅伝は最初から最後までテレビで放映されるし長距離ランナーを志す高校生であれば憧れのレースなのに地方をないがしろにしていては、地方に良い選手が集まらない現象を起こしてしまうのではないかと思います。色々とクリアしなければいけない事はあるのでしょうが、地方の大学の活力の為にも今後検討してもらえないのかと思っています。リピーターの皆さんのご意見も頂けたら嬉しいです。