インドネシアから来たEPA介護福祉士候補生に会って来ました
令和元年10月6日
10月4日に、今年6月にインドネシアから日本にやって来たEPA介護福祉士候補生に、4か月ぶりに豊田市の研修所で会ってきました。4か月前に日本に来たばかりの頃と比べると、二人共日本語での対応は段違いに上達しており、何よりも感心したのは、こちらの投げかけに対して一生懸命に答えようとする姿勢です。
法人側と候補生で、2021年3月までにどのようになっていたいかをビー紙にまとめる作業をしたのですが、下書きを鉛筆で書く時も分からない意味や漢字について一生懸命に聞いて覚えようとし、その姿勢には頭が下がる思いです。そして、後2か月後の12月には関ケ原の施設に来て生活する事に対する不安を払拭する為に、一生懸命に質問してくる事に対しては、迎える側である私としては、出来るだけ不安を払拭していきたいと考え、誠意を持って答えさせて貰いました。私が候補者の立場だったらきっと不安ばかりでこの研修所での生活での勉強三昧の生活にはとても耐えられないだろうし、そもそも異国の地で仕事をしながら、日本の国家試験に挑戦しようなどと言う発想にはならないから「よくぞ、頑張って来てくれました。」と改めて思った次第です。
インドネシアから来たEPA介護福祉士候補生の受け入れは今年で10年目になりますので、受け入れに対するハード面、ソフト面及び国家試験対策に対する体制は整えてきたつもりですが、その年によって多少の違いはありますが、当法人の強みは、施設の敷地内に職員用のアパートがあり、多くの(現在は5人)インドネシアからきた先輩がいる事です。
このような体制を取る事にしたのは、介護職員枯渇時代に対して色々な手立てを講じて裾野を広げなければいけないと考えたからです。その意味では、大垣にある優・悠・邑 和合には当法人でEPA介護福祉士候補生を導入した時から頑張っているシスカさんは、インドネシアから旦那さんを呼び寄せ2人の子どもを出産して育児休業も取り、今は施設から歩いて5分の所にあるアパートで立派に4人家族の生活している良きモデルがあります。また、今年の5月からはベトナム人留学生を2人(中部学院大学社会福祉学部)受け入れ、来年度は3人の受け入れも決まっています。
かつて、故中村博彦会長から「5年先10年先戦略を持って法人理事長としての職責を全うしなければ、法人経営は上手くいかない。」と言われ続けてきたので、その教えを守りつつ職員確保については常に裾野を広める事に汗を流していかねばと豊田の研修所に行って感じました。リピータの皆さん。社会福祉法人杉和会の理念に共感して頂けて良い人材があれば一報下さい。