大谷徹奘師の言葉から
令和元年12月28日
大谷徹奘師の日めくりカレンダーの今日の言葉が私の心にすっと入ってきたので、その言葉を書くと共に私の思いを書く事にします。

先ずは本日の師の言葉は『自分が大切だと信じるものを 自分が大切に大切に育て続ける それがすべてだと 私は思う』です。私は師の言葉から一番最初に思った事は『自分でやると決めた事は諦めず、腐らずやり通す事。』私は生まれ育った関ヶ原町今須の地で特別養護老人ホームを作るんだと決めて4年の月日が経過して出来た優・悠・邑は正に師の格言通りでした。何故なら私自身が資産家でもなければ沢山のお金を稼ぐ人間でもないし。ただ、「これからは高齢者を支える施設が無いと家族介護では限界がある。その事に気づいている私が色々な人の理解と協力を得て地域の為に特別養護老人ホームを作らなければいけない。」と思ったわけです。
最初の内は誰もが単なる法螺吹きだと思ってみえたと感じましたし、相談に行った役所等も全く相手にしてくれませんでした。しかしながら『絶対に作るんだ』との思いで語り、一人二人と理解者を増やしその方の中から支援をしてくれる方が現れてきて、一歩一歩形にしていきました。そして4年の月日がかかりましたが平成9年5月に国からの内示を頂き、7月には岐阜県知事から法人認可を頂き、8月8日に建設の入札をして、翌年5月15日に竣工式、18日からの事業開始に漕ぎ着けました。
しかしながら、『思い』だけで作ったので私も正直舞い上がっていて、その当時は職員との考え方に大きな開きがあり、胃に穴が開くのではないかと思えるような経験をして、施設の再編にも信念を持って頑張り今は職員達も私の考え方を良く理解してくれて頑張っていてくれてます。その一つの現象が一昨日のクリスマス会の賑わいだと思っています。
22年前には施設の存在に疑心暗鬼な方も多くみえた事は否定出来ませんが今は地域のセーフティーネットとして欠かせないものと思って頂いてます。これからも、地域の方々のセーフティネットとしての展開をしていきたいしそうでなければ社会福祉法人杉和会の存在価値はないと考えています。私は理事長として10年先、20年先の地域での必要性を考えた展開をしていきたいと考えていますのでより一層のご支援をリピーターの皆さん宜しくお願い致します。