物を大切にしない風潮にもの申す
自己本位の考え方を押し通そうとする風潮が日本でまかり通る時代になってきたのか、『謙虚』とか『奥ゆかしい』と言う言葉が殆ど死語のような状況になり、『キレる』と言う言葉がまかり通ってしまったり、『目立つ事が格好いい』と言う風潮がある中、今朝のニュースでイチゴ狩に来た客の常識外れな行動がテレビで報道されていました。
一つ目に報道されていたのは、イチゴを獲って最も美味しいところをほんの少しだけ食べて残りをごみ箱に捨てていて、大きなビニール袋に殆ど食べられていないものが入っている映像が映っていたのには何とも言えないやるせなさを覚えると共に食料がなくて飢えに苦しんでいる国の人に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
また、もう一つの映像は採ったイチゴを投げ合って遊んでいたと言うものでした。一生懸命に丹精込めて作られた方の身になった時に言葉を失います。「食べ物を粗末にしない」「勿体ない」と言う考え方は何処に行ってしまったのか。日本が目指している方向は何処に向いているのかと嘆いていても何ともならないので、気が付いた者が気が付いた事を一つひとつ提案して実践していくしかないし、言い続けていくしかないと思うと空しくもありますが言い続けて行きます。
話題は少し変わりますが、今年の暖冬の影響で大根の成長が早くて収穫をしても規格外の大きさになって多くの大根を破棄しているとの報道を見た時に、私がウォーキングをしている時にキャベツを販売目的で作られている方が折角立派に出来たキャベツを蹴飛ばしてみえたので、話しかけると「育ちすぎて規格外だから売る事ができない。と言われて悔しくて思わず蹴飛ばしてたんや。」と言われて、私自身複雑な思いがしました。そして私の父親が生前、畑を趣味程度にしていたのを手伝っていた時に、大きな大根や白菜が採れた時に嬉しかった事を覚えていますが「大きいことは良いことだ」ではなくて『規格外』と言われては悲し過ぎます。大きく育って規格外になっても美味しく頂けるものを流通させて安価に手に入り美味しく食べて頂けるシステムが構築出来たら良いのだけれどと思っているのは私だけでしょうか。
私は昭和28年生まれなので文字通り『高度経済成長期時代の申し子』で、『消費は美徳だ』等と言われた時代に生きてきた人間ですが、私の施設運営の考え方は「無駄はしないで、楽しくわくわく感のある企画に大胆にお金を使うです。」そう言えば、4月8日(花祭りの日)には『マグロの解体ショーとマグロをいっぱい食べる』企画が計画されています。限られた予算の中でも提案出来る事に感謝しています。
リピーターの皆さん私の思いについて論評を頂けたら幸いです。