一昨日に引き続き週刊現代からのネタです
「ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の30年」と銘打った特集だったのですが、私にはいわゆるホームドラマをみる趣味がなかったのか全くと言って良い程にこのドラマの記憶がないのです。もっとも30年前から10年前と言うと児童養護施設での生き方に疑問を持った時期で正直テレビを見て楽しむような状況でなかったし、児童施設を退職してからは大学等の非常勤講師を週13コマと家庭教師と個別ケアを頑張りながらも自分がやるべき事を模索していた時期から法人設立と特養建設に奔走し、事業開始後の10年は遮二無二に施設経営に取り組んできた時期。(もっとも今もその生き方は変わりませんが)
さて、本題に入ります。私は先週号のプロデューサー石井ふくこさんの記事で興味を持ったばかりだったので読んで行く内に「こんな人間ドラマやったんや」とますます興味を持ったのでコラムで書く事にしました。
先ず驚いたのは丸々20年間10回シリーズで行われた出来事が、それぞれの出演者の成長に会わせて物語が進んで行く手法には驚かされます。その典型のような俳優が前回にも書いたえなりかずきさんです。えなりさんが5歳の時には家業の中華料理店を手伝う健気な小学1年生を演じて、11歳の時に小学6年生を演じられた時は子どもながら口が達者なキャラで、13歳の時には中学2年で反抗期真っ盛りを演じ、17歳の時は勉強が嫌いな高校3年を。25歳の時には困難を乗り越えての結婚をすると言う設定にはえなりさん自身の生き方とは違うけれども一人の人生が10シリーズで描かれていて、その役を見事になりきって演じられたのは素晴らしいし役者人生としては非常にラッキーな方だと思うと同時に、その後の役者人生でそのキャラを破るのは大変だろうなとも思いました。
と言うのも私自身の人生そのものの中で小さいときは対人恐怖症の赤面症を演じてきたので、そこからの脱却に苦労したし、今でも中学時代の方と出会うとどのように接したら良いのか悩む事さえあります。これはドラマだからのなせる術ですが、えなりさん演じる眞は高校では覇気のない生活で高校卒業後は家業を継ぐのが順当な生き方だと思いますがネット上で知り合った年上の女性に感化され猛勉強をして一浪の末に東大に入学。と有り得ないような設定ではありますが、その頃を風刺した設定が長寿番組として視聴者に受け入れられたのだと思います。
この記事を読んで私自身も福祉事業の中でも、地域のニーズや職員の思いを良く理解した展開をしていかなければと気が引き締まる思いにもなりました。
さて、本日は午後1時30分からデイサービスで利用者さんとのお参りをして、新型コロナの関係で分散お参りで依頼を受けていたのが、新館2階と1階だったので、3会場を回った関係上(新館ではカラオケもさせて貰いました。)全部終了したのは午後3時をはるかに回っていました。正直喉がからからになりましたが、不思議な事に奈良薬師寺の大谷撤奘師からメール法話に対する感想等を書いた手紙のお返しに色紙と絵はがきを頂いた事も紹介しました。
リピーターの皆さん私の考えが地域のニーズに合ってないと思われた時、逆にそのまま突っ走れと思われた時にもご意見を下されば有り難いです。