『特変なし』のお話
昨日19時から本部施設で全体会があり、その中でデイサービス責任者の北島部長から『記録の書き方』の研修を受講した報告の中で「『特変なし』と言う記録はあり得ない」と言う話が出た時に当法人顧問の烏野先生(びわこ学院大学教授)が「昨日と変わらない日があって『特変なし』があっても良いのではないか。」との指摘があり、かつての北島部長だったら「そうですかね」で話は終わっていたと思うのですが、今の北島部長は『自分の考え方』に自信を持っているのでそのままでは終わりませんでした。最も副施設長から「必ず違いはある」との発言があり、その後を受けて理事長である私から「『何もない』と言う事はあり得ない。違いを見つけて記録に残していく事により、点と点を結んで線にして、線と線を重ねて面になり、面と面を重ねる事によって立体になり、そこから物語が生まれる。」と話をしました。つまり、「お互いに何気ない出来事にも気を配り記録に残していく事は尊い事だ。」とも話をしました。私の話を受けて烏野先生が自分の考え方を訂正したコメントでこの話をまとめて下さいました。その後私は烏野先生に「場をよんだアドバイスをしていかなければいけない。しかしながら、上手く切り返したまとめをしてくださったけど、多分私が烏野先生にお会いした30年近く前だったら、先程のような切り返しの話はなかっただろうな」と、大学教授をいさめるような結果になりました。烏野先生もしっかり大人になられたなと変なところで感心してしまいました。しかしながらよ~く考えると私も同じように歳をとったわけだし、言うことなし。但し、北島部長が中部学院大学を卒業してきたばかりの自信がない所作がなくなり、自信に満ちた発言が出来る事を嬉しく思うと共に本部施設で14年の積み重ねについても頼もしく思いました。実は北島部長は同じ大学で内定をしていた男子学生が内定辞退を受けて辞退した男子学生が当法人に紹介してくれてやってきた職員なんです。しかし、今では屋台骨を支えれるまでになってくれてます。辞退をした男子学生の事はわかりませんが、結果的に北島部長がいてくれている事に満足してます。単に勤務年数が長いから良いわけではありませんが、長く勤務している中から少なからず確実に学んでいてくれていると考えています。杉和会も150人集団に23年の歴史の中でなり、ウサギさんタイプもカメさんタイプもいますが、それも『個性』と受け止め、時には湯気をあげて怒ったり、しんみりと話したりしながらもみんなが頑張っていてくれるから私も生き生きと元気でおれるのだと思います。リピーターの皆さん私は常に目標に向かって頑張れている幸福者だと思っています。こんな私をこれからも宜しくお願いします。