優・悠・邑 和(なごみ)の入居者に入って貰う為に
令和3年7月14日
今年5月21日、正式に『盲養護老人ホーム』が事業開始をして、最初からどんどんと入居が決まるとは考えていなかったのですが、正直苦戦しています。『盲養護老人ホーム』は基本的には、措置施設なので市町村長さんの措置依頼が無くては入居出来ないのです。しかも、所得の多い方はなかなか措置をして頂けない現実があります。
とは言え、視覚障害者の方が快適な居住空間になるようにと木造平屋建ての全室個室にさせて頂きました。岐阜県で初めての盲養護老人ホームですので、岐阜県中に知れ渡るのには時間もかかると思いますし、市町村長さんが措置をして頂くとは言え、市町村の担当者の方々の理解が無ければ措置に結びつかないのが現実です。本部施設本館では2年間いわゆる『老人福祉法』による措置を経験していて、特別養護老人ホームとは言え、5カ月をかけて満床にした経験があります。(当時の岐阜県高齢福祉課長さんは、立地の面からも3年かかっても満床にならないと言われていました。)その時は先代の理事長と共に時間があれば市町村への挨拶回りをしていました。
あの当時でもそのような状態だったので覚悟をして、しっかりとしたパンフレットを作成し、その他にも掲載して頂いた岐阜新聞、中日新聞、福祉新聞等の資料を持って、吉澤施設長と共に市町村回りをしました。流石に岐阜県は広いです。全部の市町村回りを終えるのに3日を費やしました。確かに、挨拶回りをした後には反応がありますが、措置の判定を頂いて入居に至るには時間がかかります。但し、腐る事無くやり続ければ必ず結果はついて来ると思っています。実際には、措置依頼を待たず『契約』入居を決めて頂けた方もありますので経営が健全化するまで頑張りたいと考えています。
そして、一生懸命に展開していると応援をして頂ける方が現れるものです。それは、岐阜県視覚障害者福祉協会からの依頼で『視覚障害青年等社会生活教室』の講演依頼がきて、7月18日は優・悠・邑 和(なごみ)で岐阜支部、西濃支部の方を対象に、7月25日は高山市総合福祉センターで飛騨支部の方を対象に、8月8日は美濃加茂市生涯学習センターで中濃支部、東濃支部の方を対象に、講演をさせて頂ける機会を頂きました。岐阜県視覚障害者福祉協会の山田会長を初め協会の方の熱い気持ちに感謝です。
本日レジメを作成してメール送信させて頂きました。(資料は点字にして頂けるとの事です。)ちなみに、テーマは『私の福祉への熱い思い』です。リピーターの皆さん、今度の日曜日が一回目の講演(2時間の予定ですが、延長してしまうかも)ですので、その時の報告はこのコラムで書きますので、乞うご期待と言う事で。