流石の母秋江さんのお話です
いつものように朝5時30分過ぎにお参りに出た時には、曇り空ではありました雨が降っていなかったので、傘を持たずに出掛けたのです。幸福地蔵様でのいつものように抱き付きの祈りから、トンネル2つを通って妙応寺本堂でお経を唱えていると、勢いよく樋を通っての水音が聞こえてきました。そんな状況の中でお経を唱えている時に、母秋江さんの声が耳元に聞こえて来たのです。その声は「雨に濡れると宏は体が弱いので、首に巻いたタオルで頭を覆って、本堂でのお参りを終えたら家に帰ってお風呂に入って、体を温めなさい。」と言うものでした。そこで私はお経を終えた後、本堂脇にある今須稲荷様(そこには薬師如来坐像の安置もしてあります。)は屋根の軒があるので、今須稲荷様だけはお参りしてからタオルで頬被りをして、一目散に家に帰りました。
帰る時の雨の降り方は半端で無かったので「流石お母ちゃん。」と思っています。私が中学1年の時に他界している母秋江さんですので、他界して59年の年月が経っていて「私も既に72歳。でも母秋江さんにとっては、心配で大切な子どもなんだ」と思って、母秋江さんの言いつけ通り家に帰ってお風呂に直行して、体をしっかり温めてからお仏壇でいつも以上に丁寧に正信偈を唱えて改めて「お母ちゃんありがとう。いつまでも見守っていて下さい。」と語りかけました。
今の私の姿を母秋江さんだけで無くて、父進さんも姉光子さんも天国で見ていてくれていると思います。多分3人共に今の私の頑張りを誇りに思っていてくれていると思うので、母秋江さん、父進さん、姉光子さんに出来なかった恩返しを、地域の方々が安全・安心に寄与する事でしていきたいと、本日の母秋江さんの声で改めて思った次第です。


































