経験していない事は出来ません
リピーターの皆さん方の中で「何と言うテーマだ」と思われた方も多いのでは無いかと思います。
午前中の県との会議終了後、労働局の課長さん、介護労働安定センターの所長さん、岐阜県の福祉関係の課長さん等々と話をしていたら和合の施設に入居者の家族の方が待っているとの連絡を貰い急ぎ和合の施設に行きました。
話が長引き、話が終わった後は入居者さんと話をしてくれとの申し出があり、その対応をしていたら15時前になり、「15時30分から本部施設で約束がある」と言うので6分遅れで本部施設に着くとお客さんは既に会議室でお待ちになっていたので、息つく時間も無く会議室に急ぎ、16時30分にお客さんが帰られて「お昼ご飯を食べていないけど、今から食べると私の事だから馬鹿程食べてしまいそうなので飲み物だけにしてコラムを打つことにしよう。」とパソコンに向かいました。
でも、こんな時は書く内容も浮かんでこない中で「教えて貰っていない事や経験ない事は出来ないな」と何の脈絡もなく思ったので、鮮烈な経験をした体験を書くことにします。
(前置きが長くてすみません)私が児童養護施設の指導員になったのは26歳の9月です。
小学生や中学生の学習指導は父進さんから連絡して貰った学校の先生の教えも請いながら何とか頑張っていたのですが、その年の年末の大掃除の時の事です。
私が勤務した所はお寺が経営されている所で庭も広く墓地もあったのですが、私は掃除の仕方も分からない中、施設で生活している小学校高学年と中学生の子どもたちは例年の事なので言われた仕事を一生懸命にしている中、私は何をして良いのかも分からず、尚且つ12月の伊吹おろしが吹く中で「みんな良く頑張るな。」と思いながらその当時な文字通り世間知らずの26歳と言う事で両手をズボンのポケットに入れて見ているしかなかった私の姿を確認した経営者の方から機関銃の弾が飛んでくる様な勢いで怒られました。
しかしながら、何をして良いか分からないでいた私の気持ちも分かって欲しかったと今でも思っています。
だから、当法人では新しく入職した職員に対しては先輩職員が指導していく体制を取っています。
蛇足的ではありますが翌年からの大掃除については子どもたちに指示を出しながら楽しく出来る様になりました。
勿論その様になるために施設においての先輩である中学生に教えを乞う事はしましたよ。
