柳田民俗学を学んだ経験から思うこと(珍しく高尚なタイトル・・・)
29.7.18
大学時代は法学部なのに法律の勉強は全くしないで、落語、演劇に明け暮れていた私が、一つだけ高尚なサークル(決して落語や演劇をバカにしているわけではありませんので悪しからず)柳田民俗学の指導をしていただいた顧問の先生は折口忍先生のお弟子さんで文化庁の役人だった方で祝(はふり)宮静先生と言ってロンドン留学が長くていかにも英国紳士と言う雰囲気を持った先生でしたが、私は落ちこぼれ学生だったのですが一つだけはしっかり教えて頂いた事があります。それは、「一つの風景を同じ位置から一年毎に見続けなさい。そうすることによって変化を理解する事が民俗学の原点ですよ」と。その当時の私は「ふーん。そんなものか」位にしか考えていなかったのですが、64歳になった今だから祝先生が言われた意味が理解できるようになったように思います。と言うのも、私が高校時代の頃は大垣駅から醒ヶ井、彦根、長浜までのバス路線がありました。その頃にはワンマンカーでバスを降りる時にボタンを押すのを誰がするのかとドキドキしていたのを今も覚えています。そして、関ヶ原駅前には近鉄バスの切符売り場もあり、バスを誘導する方もみえたように覚えています。そう言えば関ヶ原駅の待合所にも売店のおばちゃんがいたな。ところが路線の縮小で終点のバス停が西今須になり、松尾になり、いまでは関ヶ原駅までになってしまい、バスでの移動については今須はおいてけぼり・・・・。(とってもローカルな話しですみません。)そんな所ですが住めば都。今の現実を直視しながら頑張っていきます。あまり後ろ向きにならずに5年先10年先を睨んで。東京の方は東京だけは地方の方が来てくれて安泰だと思ってみえるかも知れませんが結婚しない、隣の方が誰かもわからないで生きていたら、あっと言う間に衰退してしまう。私の住む今須は山間部でバスもこない所ですが施設でカフェをしたら30人からの方が集まってくださる温かい所です。
※朝から職員に指導をすることばかりで、バタバタで新幹線に乗ったので支離滅裂の文章で自分でも何を言いたいのかがわからないまま、もうすぐ東京に着くので、支離滅裂のまま原稿をアップする愚行をお許し下さい。高尚なタイトルからはじまったのに・・・・。私に高尚は似合わないと言うことか。