『思い』が強い施設何だと改めて思いました。
令和4年2月25日
昨日のコラムでご家族様の希望により亡くなった方をお風呂に入れさせて頂くと書きましたが、亡くなられた方の娘さんに「既にお風呂に入って頂きました。」と話し掛けると娘さんが涙を浮かべながら「本当に有り難かった。」と言われ尚且つ「最後の看取りをしていただいた所が優・悠・邑さんで本当に良かった。」とも言って頂き、改めて24年間頑張って来たことが間違い無かったと感じています。昨日は19時から全体会議があり、当施設がしている当たり前の行為の中に素晴らしいものがあり、その実践を継続して貰っているのは大変有り難い事だとも話をしました。
しかしながら、コツコツと積み上げてきた実践の充実が職員の勝手な判断で変わってしまっている事がある事も否定できない事実としてある事が優・悠・邑 和(なごみ)の施設長が認知症及びトランスファーのスーパーバイズに入って貰い顕著に分かってきました。その指摘は昨夜の全体会の中で報告がされました。一つの現象としは介護用品が必要な時に活用が出来る体制になっていない。例えば、跳ね上げ式の車椅子でないとスライディングボードでの移乗が出来ないにも関わらずスタンダードの車椅子が使われている。それでは跳ね上げ式の車椅子が無いのかと言えば新館には6台も使用していないのがあると言う事。この現象は1つには、フロア間の連携が出来てなくて有効活用が出来ていない。
2つにはトランスファーが出来なくても平気でいる体制。との耳の痛い事を言われてしまいました。しかしながら、指摘を受けた事は真摯に受け止めて体制の再構築をしなければいけない事。そこで、『1つの現象の中にいくつかの問題が内在している』と考えると修正しなければいけない事が色々あるなと考えさせられました。吉澤施設長は本部施設、和合の施設、そして和(なごみ)と3拠点を経験して本部施設を離れて本部施設を客観的にみる事が出来るのと、トランスファーについては法人を代表して北欧式トランスファーの本場デンマークまで行って研修を積んできたし、認知症の指導者の資格も取得して、その事を活かして実践をしてきた自信が今の吉澤施設長の展開に繋がっているのだと思います。
そこで、本部施設職員も和合の職員も吉澤施設長に刺激を受け切磋琢磨していけば、法人全体のスキルが上がり、入居者さんとその家族が喜んで頂けると同時に地域での貢献と信用度も今以上に上がって行くと考えています。職員も千差万別ではありますがそれぞれの良さを活かせれるようにしていく事も私の大切な役割です。いやいや、私は元々そう言う事がしたくて今があるのに少し足元が見えていなかった事を吉澤施設長に教えて貰った様で頼もしい存在になったと思います。私もいつまでも『昔の名前で出ています』的な言動を封印して頑張って行きたいと思いますのでリピーターの皆さんこれからも宜しくお願い致します。