盲養護老人ホーム『優・悠・邑 和(なごみ)は桜が満開
令和4年4月6日
昨日は和(なごみ)での打ち合わせがあり14時過ぎに本部施設を出て行ったのですが、和(なごみ)は少し高台に建っており、車を降りて駐車場から眼下を見下ろすと桜が見事に咲き誇っていて、改めて垂井町を一望出来る所に建てることが出来た事を満足感で一杯になりました。入居者が少なくて苦戦をしていますが入居していただいた方は必ず『幸せになって頂ける。』と確信しながら施設の中に入って行きました。新たに入居して頂いて幸せな日々を送って頂く為にもより早くに入居者の方が増えるように頑張りたいと強く思った次第です。


本日の朝日新聞の朝刊に『高齢者施設で医師治療』と大きく掲載されていました。
蔓延防止が解除されたとは言え、まだまだ油断が許されない中で、朝日新聞によると、「高齢者施設で発生したコロナ感染症に対しては医療体制の協力を得て施設の中で解決していく方向にしていく事を自治体に要請した。」との記事が掲載されていた。施設で完結させる理由として「住み慣れた場所での療養が大切」との理由が書いてあり、そうする事によって『身体機能の低下を防ぐ』とか『認知症の進行を防ぐ』との耳障りの良い言葉が並んでいました。確かに一つの考え方としては否定するものではありません。しかしながら、当法人が運営している『介護老人福祉施設』(特別養護老人ホーム)での医療体制での考え方は嘱託医にしても看護職員の体制にしても、あくまで『健康管理』が主なものであり、決して治療に特化した体制が取れるものではありません。と言う事で今までの考え方は『原則入院』でした。
岐阜県においては、感染症対策チームが施設へのアドバイスをして貰う体制が確立され岐阜県老施協も色んな形で連携を構築してきました。この体制が私はベストだと考えています。マスコミの影響は絶大です。新聞を読んだ方の中には「確かに施設には専門家がいるのだし、医療の協力が得られるのであれば大丈夫なのではないか」と思われる方もあろうかと思います。しかしながら、施設の職員は日々の生活を守り、充実させていく事で精一杯なのです。この2年間コロナ対策に追われながら、目に見えないコロナに翻弄されながらも頑張ってきた職員に「施設の中で医療の協力を得て対応しなさい。」と言われても現実的には対応仕切れないと言うのが私の結論です。どこまで行っても『原則入院』の体制を堅持して欲しいと思います。そして、高齢者施設がどの様な施設なのかと言うのを理解して頂けるように私も今まで以上に汗をかいていきますのでリピーターの皆さんもご理解とご協力をお願い致します。