

上肢とは、肩から指先まで部分を指します。年齢を重ねると、この部分の筋力が少しずつ低下していきます。
皆さん、最近こんなことはありませんか?
・ペットボトルのフタが開けにくい
・買い物袋が重たく感じる
・洋服のボタンが止めにくい
・腕を上げるのが辛い
これらは、「手や腕の筋力(上肢の筋力)」が弱くなっているサインかもしれません。
上肢の筋力が低下すると、日常生活の中で「人に頼らないとできないこと」が増えてきてしまいます。
食事、更衣、整容(顔を洗ったり髪を整えたり)、排泄など、どれも手や腕の力がなければスムーズに行えません。
つまり、「手の筋力」はその人の「生活の自立」を支えている大切な力なのです。
でも、安心してください。
筋力は年齢に関係なく、「動かすことで保つ」ことができます。
【すぐできる運動】
・両手を前に出して、「ぐっ、ぱっ」と握る開くを10回
・肩を上げ下げして、深呼吸
・タオルを両手で引っ張って目の前で伸ばす
※座ったまま行いましょう。毎日こまめに行うのがポイントです。
上肢の筋力は、生活の元気を支える力です!
「まだ大丈夫」と思っても、日々のちょっとした運動が将来の安心につながります。
私たち職員は、皆さんの「自分らしく過ごす力」を応援しています。
無理なく、できることから始めましょう!