

夏の暑さが厳しくなるこの時期、
特に高齢者の皆様にとって「熱中症」はとても身近な健康リスクです。
年齢を重ねると「のどの渇きに気づきにくい」「体内の水分が減りやすい」
「汗をかく機能が落ちる」などの変化があり、知らないうちに熱中症になることもあります。
私たち理学療法士は、日々の運動や身体のケアを通して、健康を守るサポートをしています。
今回は暑さに負けずに元気に過ごすためのポイントをお伝えします。
衣服の調整や、気温・湿度のチェックによる温度等の調整はもちろんですが、
今日は自分でできる「ちょっとしたこと」をお伝えします。
- まずはこまめな水分補給を
「のどが渇いていなくても、1日に最低でも6~8回は水分をとりましょう」。
できれば電解質を含んだ経口補水液なども活用して。入浴の前後や、
運動の前後に水分をとることは特に重要です。
- 日中の運動は“ほどほどに”
体を動かすことは大切ですが、暑い時間帯(午前10時~午後3時)は避け、
涼しい朝や夕方にしましょう。室内でできる簡単な体操やストレッチもおすすめです。
えりかの里では、毎日リハビリ体操を行っています。
- 毎日の“ちょっとした体操“で体力維持
暑さに負けないためには、体力も必要です。
座ってできる足踏み運動や手足の屈伸運動を、毎日数回取り入れてみてください。
筋力や血流を保つことが、暑さに負けない体づくりにつながります。
- 体調の「小さな変化」に気づくこと
「なんとなくだるい」「食欲がない」「めまいがする」、こうした小さな変化は、
熱中症のサインかもしれません。無理をせず、周りにすぐ相談して下さい。
暑さは続きますが、工夫しながら生活すれば、元気に乗り切ることができます!
皆さんが毎日を安全に、心地よくすごせるように、私たちスタッフも一緒にサポートしていきます!

