5月23日に、フキの下処理を入居者様に行ってもらいました。皆さん、指先を真っ黒しながら無言で取り組まれました。こんな様子を見させて頂くと、入居者様に応じた余暇活動だと感じられるともに、皆さんで協力して取り組まれるため普段は会話されない方々が会話される様子も見られて、『いい感じ!!』と素直に感じました。
そして、本日は割烹美人のお二人に調理してもらいました。
入居者様の中には、この日を楽しみにしてもらえる方もみえて、こんなにもフキだけで楽しみに持ってもらえることは嬉しいことですが、考え方を変えると…。でも、入居者様に1つでも楽しみを持ってもらえることに喜びを感じながら本日を迎えました。
入居者様の感想は、多くの方に「美味しかった。」と言ってもらえました。管理栄養士の方には、いつも感心させられるのですが、普通食や一口食の方だけではなく、刻みの食事形態の方にも食べてもらえるように必ず配慮されることです。
本日は、一口サイズのフキよりも、刻みのフキの方が味がしみ込んでいて美味しかったと数名の方に言われたので、刻み食の方にも美味しいフキを食べてもらえたことは今日一番の喜びでした。
午前中に、皮膚科に家族の方と受診された入居者様が13時過ぎに施設に戻ってみえて、お膳を見られて「頂きます。」ですはなく、「フキがないの?」が第一声でした。ちゃんと残しておいたフキを食べてもらい満足な表情をされてみえてました。
夕食を食べられて居室に戻られる際に、「フキをありがとうございました。来年も生きていたら、フキをよろしくお願いします。」と言われて、来年も元気にフキの下処理を行ってもらい美味しくフキを食べてもらいたいと思った次第です。