理事長コラム

8時30分にお世話になった方のお参りに行きました

令和6年11月28日

最初の本部施設予定地としていた地元説明会に行った時に、地主の一人の方の猛反発に会いました。この失敗は、土地取得の交渉を土地候補地の地域の私の従兄弟に任せていて、私が全く関わっていなかった事が全ての始まりでした。その時に学んだのは『大切な事は人任せにしない』という事でした。但し、『捨てる神あれば拾う神あり』の諺通りに、最初の土地候補地よりも条件の良い土地を紹介するために、私の家を訪ねて下さった方こそ本日お参りに行った方です。

土地取得の為の地主さんは7人おみえになったのですが、『同じ失敗をしない。』と言うことで紹介された次の日から、毎日の様に1軒1軒回らせて頂き3か月かかりましたが、地主さんの了解を得てからの地元説明会に漕ぎ着けました。そして、平成10年5月15日にめでたく本部施設本館の竣工式を迎える事が出来ました。もしも、あの時暗礁に乗り上げたままだったら、社会福祉法人杉和会自体が存在していなかったかも知れません。本来であればお葬式に参加させて頂くべきところなのですが、10時から大阪の寝屋川市から盲養護老人ホーム優悠邑和(なごみ)の施設見学と、理事長である私のお話が聞きたいとの事だったので、朝一のお参りになりました。

社会福祉法人杉和会設立時には多くの土地を提供して下さった3軒の地主さんの一人として、永く評議員も勤めて頂いた大切な方です。『人生にもしもと言う事は無い』とは言いますが、もしも28年前に私の家に来て頂かなかったらと思うと、本当に感謝でしかありません。朝一のお参りだったのでゆっくりと手を合わさせて頂いてお参りしたその当時のお話を娘さんと息子さんにさせて頂けたのは本当に良かったです。

本日は寝屋川市からの施設見学(28名)の後は和合の施設に行き、13時から岐阜県介護労働安定センターの方との打ち合わせをしてから2階のフロアでのカラオケを入居者さんと楽しんだ後は本部施設に戻りリモート会議で全国介護福祉政治連盟の九州ブロックの役員さんとの意見交換会があり、終わり次第月1回の護摩供養に彦根の東福寺に行きます。元気だからこそ色んな事が出来る事に感謝と共に本日の護摩木には『心身健康』と書くことにします。もちろん『杉和会に関わる皆さんの幸せ』『杉和会事業運営の安泰』もお願いします。