理事長コラム

金剛杖

令和5年7月15日

高校2年の夏休みに四国八十八箇所の歩き団参に参加してから、金剛杖は私の大切なものになっています。今は三代目の金剛杖です。一代目は、歩いていて強く突いていたためか短くなっていて、久し振りに四国遍路のご縁を頂いた名古屋在住の福祉の開拓者だった私の福祉の師であり、高野山豊山派の住職でもある吉田宏岳先生を四国遍路にご案内した時に新しい金剛杖にしました。吉田宏岳先生、当時の大垣商工会の河合会頭や現在の優・悠・邑家族会会長の吉田儀一さんを初め、多くの方の支援を得て本館施設が事業開始して、過激な施設長であった頃(今もそうではないかと言われる方もありますが、そんな軟なものではありません)、金剛杖を叩きながら話をしていて思わず真っ二つに折れてしまったので、今は3代目と言う事です。

3代目の金剛杖の下の部分はボロボロになっています。でも納得です。昨年6月から朝のお墓参りに行く様になり(う~ん、計算したくなってきた)まる1年(365日)が経過して本日が7月15日。つまり、今年の6月からで45日。そこからコロナの予防接種のあと4日間熱を出して中止したのと、東京出張で東京に泊まった日には歩けなかった日が5日間ありました。つまり大晦日も元旦の日も頑張りましたし、お墓参りに行く様になり、風邪一つひかなくなったので事情が無かった日は皆勤賞なのでうずうずしながら計算します。(365日+45日−4日−5日)×2500歩×0.7m=701.750mと言う事で、約700キロはあさのお墓参りであるいているのですから、金剛杖の下の部分がぼろぼろになっても仕方がないか。

四国八十八か所を一周すると1200キロと言われていますので、阿波(徳島県)と土佐(高知県)を済ませて伊予(愛媛県)の半分を歩いたくらいの距離ですから。ただし、私がいつもお墓参りで歩くコースは殆ど車が通れる様に舗装してある所ですから地面は固いです。片や四国遍路で歩く所の半分くらいは山道ですから、地面が柔らかいから金剛杖もそんなにはボロボロにならないのです。私のお墓参りのコースで橋が3ヵ所あるのですが、橋を渡る時には金剛杖を突く事は有りません。何故かと言うと四国遍路の歩き団参の時に橋の所にくると「橋の下でお大師さんが休まれているかも知れない。杖で叩く様な事をしてはいけない。」と教えて頂いていて、橋の上で金剛杖を突こうとすると誰彼関係なく教えて貰えるので橋に来ると自然に金剛杖を突かずに抱える習慣がついています。体にしみ込んだ事はいくつになっても出来るものです。リピーターの皆さん、これからも『同行二人』と言う事でお大師と共にこれからも頑張って歩きたいと思っています。