(今月の報告)
【北欧式トランスファーの基本的な考え方】
①持ち上げない
②利用者の積極的な参加
③自然な動き
④摩擦
⑤傾斜
⑥てこの原理
⑦太極拳のようにしなやかに
【北欧式トランスファーでよく利用する道具】
まず使ってほしいもの
(1) 声
もし介助者が声かけでうまく誘導し、利用者が自力で移動できれば、それに勝るものはありません。すべて介助者が行うのではなく、利用者ができることは自分でしてもらう。声による誘導、利用者とのコミュニケーションも大事な道具です。
(2) 手
手も使いようで、大変便利な道具になります。たとえば、ベッドでの上方移動介助をするとき、利用者の背中の下に介助者の手を入れて、体重移動で利用者の上半身を引くと、じゃまな摩擦が軽減されて滑りやすくなります。
また、仰臥位から側臥位への移動や起き上がり介助のときに利用者の手をとって引く際、腕相撲式の握り方をすると、利用者も自分の腕力を自ずと積極的に使うようになります。
引用:小島ブンゴード孝子著 北欧に学ぶやさしい介護——腰痛を起こさないための介助テクニック—— 株式会社ワールドプランニング P16
【新館2階での取り組み】
対象者:T様
場面設定:車いす↔ベッドの移乗
使用する道具および福祉用具:スライディングボード
基本的な考え方のなかの利用する原理原則:利用者の積極的な参加、摩擦、傾斜
(来月の取り組み)
道具の活用】:令和3年度の目標
全職員が道具や福祉用具を適切に使って、トランスファーを実践できるようになる
各フロアで対象者と場面設定をして、1年を通して継続的に取り組んでいく