褥瘡対策委員会

12月委員会報告

(今月の報告)

現在の褥瘡の状態(R3.12.14現在)

本館1階・・・2名

・右腸骨褥瘡あり。乾燥してきている。治療痕の所に小さい傷ができており、看護師による処置継続。洗浄と薬塗布、不織布パッド保護している。

・左大転子部 洗浄し褥瘡パッド保護継続

 

本館2階・・・4名

・臀部の褥瘡経過良好。小さくなってきている。

・両膝の内側に褥瘡 臀部に2か所傷がある。

・退院時に両かかとに褥瘡ができていた。黒くなっている。

・臀部にびらん形成。

新館1階・・・2名

・右踵の褥瘡。傷は小さいが、周りの皮膚がかたく治りが悪い。

・左足の小指付け根の関節に小さい褥瘡あり。

新館2階・・・1名

・11/26頃より発赤ができ、後に水疱となり、後に滲出液が出て褥瘡となる。現在右腸骨1.5×2.0㎝の褥瘡 中心部黒くなっている。

左大転子部5.0×5.0㎝程のかぶれの様な発赤あり、その中に2か所の小さい傷あり。どちらも洗浄とガーゼ保護。

〇いよいよ冬本番といった気候になってきました。寒くなると血液の循環が悪くなります。手足の冷え、特に足を見ると色が悪いという方もみえるのではないでしょうか。赤黒くなったり紫になったり。循環が悪いと傷もできやすくなります。その状態で褥瘡になると、治りも悪いです。褥瘡をつくらない為にはどうしたらよいか。考えてケアしてみてください。

現在、上記の通り褥瘡のある方が多くみえます。栄養状態の悪い方もみえますが、こちらのケアの仕方で防ぐことが出来た方もあるのではないでしょうか。褥瘡ができる前に、様々なリスクを考えて予防対策をしてください。ポジショニングを適切に行えば、例え栄養状態が悪くても、血液の循環が悪くても、褥瘡を防ぐことはできると思います。傷になる直接的な要因を取り除くことができるからです。職員一人がポジショニングをがんばっても褥瘡は防げません。職員一人がポジショニングを怠っただけでも褥瘡はできます。一人一人の意識が大切です。今褥瘡のある方は早く治るように、他の方は褥瘡ができることのないように、がんばりましょう!

(来月の取り組み)

・状態報告、処置方法の確認

・ポジショニングの継続、改善

・乾燥対策の呼びかけ