褥瘡対策委員会

11月委員会報告

(今月の報告)

〇現在の褥瘡の状態(R3.11.20現在)

本館1階・・・2名

・臀部2か所褥瘡状態変わらず

・左大転子部 褥瘡あり 褥瘡パッド保護、交換継続する

 

本館2階・・・1名2㎝×2㎝の傷が臀部に形成。エアマット導入し、食事以外は臥床。

毎日洗浄し褥瘡パッド保護を継続

新館1階・・・1名 右踵の褥瘡。少しずつ小さくなってきている。

新館2階・・・褥瘡なし

 

〇乾燥がひどい時期に突入していますが、皮膚の乾燥対策はできていますでしょうか。入浴後の保湿だけでは、3~4日に1回の保湿しかできないことになりますが、それでは結局乾燥している期間の方が長くなりせっかく保湿をしても意味のない事になってしまいます。入浴時に服を脱ぐ際、めくれた皮膚(角質)が舞い上がるということがある方も多くみえると思います。それによって、更に体内の水分が出ていきやすくなり、乾燥が悪化します。毎日保湿をすると、その症状は抑えられます。新館1階で実際に乾燥のひどい方に毎日オリーブオイルで全身の保湿をしたところ、乾燥状態が改善しました。衣服と皮膚の間での摩擦が減るのだと思います。

褥瘡の原因となる原因は、主にずれと摩擦です。乾燥していると摩擦が大きくなります。そのことからも、乾燥対策は必須です。かゆみも抑えることができます。丁寧に保湿しようと思うと多少の時間はかかりますが、できてしまった傷を治すことよりは時間がかかりません。入居者様の苦痛も減らすことが出来ます。毎日のケアに加えて、行っていきましょう。

(来月の取り組み)

・状態報告、処置方法の確認

・ポジショニングの継続、改善

・乾燥対策の呼びかけ