不思議なネコ、その名は『リット』
令和3年12月21日
ネコの大好物と言えば大抵は鰹節とさんまやメザシと昔から決まっていると思うのですが、我が家の老猫『リット』は鰹節には目もくれません。主食は高齢『猫』用のキャットフードなのですが、魚にも肉にも全く興味を示しません。何度もこのコラムで書いているようにキャットフード以外で食べるのはメロンの汁のみなのであります。20歳の誕生日を先月の23日に迎えて人間の歳にすると90歳を越しているので、時には口の中が痛くて食べれなくなる事があるのですが、食べれない時でも、メロンの汁は飲めるのです。その気持ちは私もよく理解できます。
と言うのは私も口の中に口内炎が出来て、食欲がない時でも、日本酒の熱燗を飲んで気分が良くなった時に、お刺身なら食べれるんです。つまり、体調が悪いときでも、好きなものは食べれると言う事です。私は小さい頃に高熱を出して、全く食欲がない時でもお刺身とうどんなら食べれたのです。もしも、この世の中に私の大好物のお刺身とうどんが無かったら、食欲が無いままに生きていられなかったかも知れません・・・。そう言えば、大人になった今でも、度々熱を出すのですが(コロナが流行ってからは、手洗い・うがい・消毒・マスクをしっかりとしている為か風邪もひきません。)食欲は落ちないのは、小さい頃からの習慣なのでしょうか。
話をリットに戻します。本日、私は朝食の後に頂き物のメロンを食べようとすると朝、私がウォーキングマシンに乗る前にキャットフードを2度あげたのに、私がメロンを食べ出すと私にすり寄ってきて、「早くよこせ」とばかりの仕草をするのです。私も自分でも可笑しいくらいにメロンの身を食べ終わってからリットの為にメロンの汁を一生懸命にスプーンで貯めてテーブルの上に置くと、リピーターの皆さんも写真でご理解できると思いますが一生懸命に口を動かしているのです。リットの姿を見ながら食が細くなった入居者さんが、大垣の老舗寿司店『寿司吉』(すしよし)の板前さんが目の前で握ってくれたお寿司をパクパクっと食べられるのを見て、食の大切さを理解した事がありました。
しかしながら、今はコロナ禍で板前さんに来て頂いてのパフォーマンスもマグロの解体ショーのパフォーマンスも出来なくて残念でたまりません。外部の方を及びしても企画が出来ない分、本日から各フロアでクリスマス会のイベントがあります。残念ながら本日の本館1階のイベントには午前は全国老人福祉施設協議会主催の東京都の役員さんとの懇談会があり、午後は岐阜県老人福祉施設協議会正副会長委員長会議とカントリーミーティングの実行委員会があり、参加出来なかったのですが、明日からの3日間は私も都合が会う限り参加して入居者さんのストレス発散におバカをして寄与したいと考えています。リピーターの皆さん。このコロナ禍でも、頑張っている事に拍手をお送り下さい。