理事長コラム

年末年始の大型スーパーの営業について

朝のお参りを終えて家に入り「家の中は温かい」と思いながらリビングに行くとテレビがついていて大型スーパーの年末年始の営業について話していました。

内容的には『お客様本意でしっかり営業しているところ』と『お客様本意でありながらも従業員に対する配慮をしているところ』の2通りの考え方がある事が理解出来ました。

この事からの介護事業をしている立場も含めて私の思いを書いていく事にします。

私の従兄で線路工事の仕事に従事していた方がみえます。

その方の家に行く事があると、奥さんが「夜の仕事から帰って来て今は休んでいるので急ぎで無かったら用件だけ聞いておくわ」とのやり取りがありました。

今は引退されたので奥様と2人で畑仕事をしている姿をよく見ますが、「夜の仕事で雨が降ったり雪が降ったりして寒い時もあるので大変だな。」と思う事がありました。

勿論、昼間は基本的に列車が多く走っているので夜の時間帯に作業をしなければいけないのですが、列車の安全走行の為には無くてはならない仕事だと思います。

介護事業でもデイサービスの営業は昼の時間帯だけですが、入居者は夜も含めて対応しなければいけないので例えば本部施設にしても和合の施設にしても夜勤職員は5人ずつ勤務しています。

職員はその事も理解して勤務しているわけですが、その様な勤務をしている事に対する評価が低いのではないかと思うと公定価格である介護報酬についての国の対応についてしっかりと理解して頂ける様に私なりに頑張った活動をしていかなければと考えています。

ちなみに16日は全国老施協の代議員総会があるのでその場でもしっかりと意見を言いますし、翌日には岐阜県選出の9人の国会議員の議員会館に行き岐阜県老施協で作成した要望書を持ってしっかりと現状を理解して貰える様にしたいと考えています。

なお、冒頭書いた大型スーパーの考え方の中にサービス業としての苦渋の選択がある事は理解できるのですが、『選択の余地なし』の業種に対してより光を当てて貰いたいと思うのですがリピーターの皆さんのご意見を聞かせて頂ければと思っています。