理事長コラム

岐阜新聞で『ホームレスは、どこへ行った』第4章が始まりました

令和6年12月12日

本日から第4段が始まったのですが『「毎日1食」名古屋なら』『地方を離れ、炊き出しに長い列』のタイトルが目に付いたので、一気に記事を読みました。

書き出しは【名古屋市中区、名古屋高速道路の高架下の広場には、都市の暗部をくっきりと浮かび上がらせるような時間帯がある。生活困窮者を対象にした炊き出しが始まる午後7時ごろ、100人を超える行列ができ、温かい食べ物を受け取ってはさっと食べて去っていく。配食が始まって1時間もすると、元から何もなかったかのように静寂が広がる。彼らはどこから来て、どこへ帰っていくのか。】の書き出しに名古屋に集まって来る理由は何なのかと思いながら読み進めていくと、①『岐阜市では週1回がやっとの炊き出しが、名古屋では行われている。』との事が書いてあったので、私が38歳の時に児童養護施設の指導員を辞めて、今風の言い方で言うなら『フリーランス』として大学の非常勤講師や家庭教師をしている時に、大垣市婦人部を中心にした配食サービスの運転を買って出て参加させて貰っている時に、週1回の届から始まった時に私は「1回の配食サービスでは意味がないのでは」と正直に思ったので、毎日届けられるシステムになる様に関わっていたことを思いだしました。岐阜において週1回しか出来ないのは、食料の確保や人的確保に問題があるのだと思いました。

【50代の男性は、近くの公園に止めた窓が開かない車で暮らしているという。フォークリフトの免許を持っているが、何度面接を受けても採用を見送られてきた。「じきに60歳だから。資格だけ持っとっても何の意味もない。なるべく長く雇いたいからなんやろね」。】と就労意欲はあっても年齢がネックになっている。と言うミスマッチも現実にはあるようだ。介護職は働き手がいないのが大きな課題の中で、この様な現実があるのであれば、採用へのアプローチは出来ないものなのかとも思いました。一昨日の懇親会の席で、かつて私が所属していた児童養護施設の理事長さんに、高校を中退して仕事についていない子の中に、介護への道を進めて行く手立てを構築していきたいと熱く語りましたが、高齢者雇用や就職氷河期で門戸が開けていない方にも、介護の道を進めて行く事の大切さを今日の記事からも痛切に思った次第です。リピーターの皆さんからの提案もお願いします。