どこかの新聞で『コロナ禍での職員のストレスが入居者への虐待につながっているのではないか』と言う記事が掲載され(私は確認出来てないのですが)職員に対する配慮が必要で、対策が必要であれば全国老施協に窓口があり、援助体制もとっているし、研修等に対しても必要に応じてしていくようにとの事。確かにこのコロナ禍での対応では、『家族等との面会』や『施設内行事』を自粛しなければいけない状況に苦慮しているのが現実です。その点に対しては職員だけではなく入居者さんや利用者さん及びその関係者も同様です。
本部施設では本日、月に一回実施される家族会主催の誕生会は、コロナ禍以前は誕生日の方を一堂に集めて家族の方にも参加して頂き多くの方が集まった中で実施していましたが、コロナ禍の今は、誕生会の方がみえるフロアを家族会の会長さんと共に回って家族会の会長さんから誕生日プレゼントを渡して頂き、誕生日の歌を一人ひとりに対して手拍子をして歌っています。縮小した事で逆に良かった事もあります。それは、今までのやり方では、誕生日の方と施設側は担当職員の参加のみだったのが、フロアの職員は勿論の事、フロアの入居者も声をかけて頂いたり歌ったりしてもらえるようになりました。つまり、それぞれのフロアの方々と共にお祝いをすると言う展開は災い転じて福となす手法であり、本日誕生日を迎えられた3人の方々も喜んでみえました。特に本日の誕生者の中で最高齢だった大正12年生まれ97歳の男性の方は嬉しさのあまりお礼の言葉を延々と嬉しそうに語られた計画にないプログラムを見事にやり遂げて頂けました。
ところで、大正12年生まれの方が97歳とは大正も遠くなったものだし、明治の方は登場がないはずだ。(ちなみに私の父進は明治最後の年に生まれたので生誕109歳になるのか)本題に戻ってコロナ禍で例年楽しみにされている大垣の老舗鮨屋の『寿司吉』さんによる板さんの出張によるパフォーマンスも出来てない状況であったり、12月に実施しているクリスマス会についても、どのようにすべきかを考えなけれはいけません。出来るだけ密にならなくて、外部からのコロナ侵入を防ぎ、それでいて、『今日一日を楽しかったよ』を実現するにはどうしたら良いのか、悩ましい限りです。勿論、介護をしている職員から笑顔が消えたら入居者さんはたまらない状況になるので、職員のモチベーションを下げないための配慮もしていかなければなりません。
話題が少しずれますが、昨日の新聞では『元旦からの休日を11日までに』との大きな見出しがありましたが、年中無休で24時間体制の特養では、この考え方についてどのように考えるのかとの課題については必ず後日述べる事にしますが、とにかくいつ終息するのかわからないものの対応に対して、『笑顔の充実の為に』と言う課題に対して一丸となって頑張りますのでリピーターの皆さんもご理解とご支援を宜しくお願いします。