褥瘡対策委員会

2月委員会報告

(今月の取り組み)

本館1階・・・2名

☆病院より退院され、左かかとに3×3㎝の褥瘡あり。黒くなっている。

除圧の必要あり。

☆褥瘡はないが、最近臥床時間が増え、食事摂取量が低下している。

褥瘡のリスクあるため、要観察とする。

本館2階・・・2名

☆右腸骨 2×1.0㎝の褥瘡あり

左腸骨 1.5×1.0㎝の褥瘡あり。どちらもピンク色で状態は悪くなく、経過良好。

☆仙骨の皮膚剥離は治癒。

かかとの褥瘡は現在ガーゼ保護しているが、経過良好。要状態観察。

新館1階・・・3名

☆褥瘡処置継続。傷口に大きな変化は見られず、浸出液もなく状態は悪くない。

ポケットは少し縮小している。1.5×1.0㎝。

☆尾骨に1.5×1.0㎝の皮膚剥離。少しふやけており、白くなっている。

座位保持が困難になってきており、車いすからのずり落ちがみられる。

皮膚のずれと尿の刺激が要因と思われるため、安楽な姿勢をとっていただけるよう

ポジショニングと、尿失禁がみられた際迅速におむつ交換を行う。

☆左坐骨に5㎜大の皮膚剥離あり。以前にもできたことがあり、臥床時間を設けることと

洗浄と保湿で治癒しているため、同じように対応していく。

新館2階・・・なし

褥瘡が治癒した方でも、再発の可能性は十分にあります。

同じ箇所ばかりでなく、全身状態を観察して、異変があった場合は職員同士で共有し、看護師に報告、相談し迅速に対応できるようにしてください。

〇ポジショニングについて

臥床時のポジショニングは各フロアだいぶ意識できているようです。

今後は、車椅子などでの座位姿勢に対してのポジショニングを一層意識していただきたいと思います。

人それぞれ、楽な姿勢というのは異なると思います。その方にとっての安楽なというものを、普段の様子などから考えてポジショニングをおこなってほしいと思います。クッションなどで固定することばかりでなく、同じ姿勢でずっといることのないように、可能な方にはご自身で立ち上がっていただいたり、難しい方には職員が介助して背抜きなど行っていくよう対応お願いします。

〇褥瘡対策に関するケア計画書について

2月中に更新します。ご協力よろしくお願いします。

新規入居の方も、入居された1週間以内で計画書を記入し提出できるよう、委員の方でも声をかけていきますが、入居時に褥瘡ケア計画を立てることを各職員念頭においていただくようよろしくお願いします。

 

(来月の取り組み)

・褥瘡の処置等継続、状態観察

・ポジショニング、特に座位姿勢の安楽な体位というものを考え実施する。