褥瘡対策委員会

5月委員会報告

(今月の取り組み)

〇現在の褥瘡、処置等(5/8現在)

本館1階・・・褥瘡なし

本館2階・・・1名

左腸骨3㎝×2㎝ 中心部2㎝×1㎝ 深さ0.5㎝ の褥瘡

食事摂取量が日によって違い、安定せず。栄養状態良好とは言えない。

看護師による処置継続。介護職はパッド交換、ポジショニング行う。

新館1階・・・2名

・傷口の状態変わらず。ポケットが1.5㎝程で、悪化はしていない。

食事の摂取状況は1日通して800~1000kcalほどで、必要摂取カロリーには満たず

栄養状態は不良。水分摂取も日によってばらつきがある。

看護師による処置継続。介護職は褥瘡パッド交換、ポジショニング行う。

・仙骨部に0.7×0.7㎝の褥瘡。出血あり、傷口はかたい。

トイレの回数が少ないが、こまめにトイレ誘導し洗浄、オリーブオイルを塗布し    ていく。

下肢に力が入らず、座位時のずり落ちがあることが大きな原因となっている為、

常に姿勢を整え、除圧もしていく。姿勢を治す際は、何かに掴まって立ち上がっていただき、深く腰掛けるようにし、決して引っ張り上げて姿勢をなおすことはしない。

新館2階・・・1名

仙骨部に0.5×0.5㎝程の褥瘡。ふやけたように白っぽくなり皮膚が破れており

中はピンク色。食事摂取困難で、栄養状態も悪い。悪化しないように、洗浄とオリーブ

オイル使用し清潔に努める。

~褥瘡のある方に対する注意点~

  1. 排泄介助をこまめにし、常に清潔にする。
  2. ワセリンまたはオリーブオイルを塗布し、摩擦を軽減させ、傷の悪化を防止する。
  3. ガーゼや褥瘡パッドなど、濡れたままの状態にしない。蒸れて傷の悪化につながるため、汚染している場合はすぐ交換する。

褥瘡のない方でも同じことが言えますが、現在褥瘡のある方には上記のことは不可欠です。今以上悪化することのないよう、早く治癒するよう、全職員が意識して取り組んでいただきたいと思います。

(来月の取り組み)

・褥瘡の観察・処置等継続

・褥瘡対策に関するケア計画書を更新するため、5/20から1週間ほどで全入居者分を担当職員に記入していただくよう、用紙を配布したのち回収する。