静慈圓前官大僧正の話題は広範囲で「あっという間の3時間半」でした。
80歳を超えてもかくしゃくとしてお元気なのには、全く舌を巻くばかりですが、20年前にお会いした時から全くお変わりが無いのも驚きです。と言うよりも「益々お元気だ」と思った次第です。
「どうしてこんなにお元気なのか」との答えはお話をしている中で理解しました。それは、「今なお、やらなければいけない事が多くある」と言う事です。今年だけでも中国に4回もいかれていて、さりげなく「仕事の依頼があってですよ」と言われたのにも「本当に凄い先生だ」と思いました。
広範囲の話題の中で、静師が学生時代には「とことんお酒も飲みました。その当時はビールもラーメンどんぶりでとことん飲んだものです。」との武勇伝も聞くことができ、「私の学生時代と同じだ」と話をしました。
中国から伝来した仏教なので、今もお寺はあるとの事でしたが『密教である真言宗のお寺』は全て無くなっていたのを、静氏が若くて優秀な青年を中国から招いて自坊で面倒をみて、真言宗の僧侶の資格を与えて、真言宗の再興に尽力されたことや、弘法様空海が遣唐使で航海されて、難破して漂着したところから、その当時の都である長安までの2400キロのルートを30年の年月を経て発見され、その功績を中国の高官が認めた事により『空海ロード』が築かれ、『空海ブーム』がおき、最近では中国人によって『空海』と言う交響曲が作られ、色んな国で上演されているが、その時にはそれぞれの国においての一流の交響楽団が演奏を担っているとの話には「どこまでも凄い話だ」と思いました。
また、合唱団は中国から派遣され、観客については全て無料との事で、「半端でないお金持ちがこの様な企画をするのも凄い」と思いました。社交ダンスの話にも「出来ないのは駄目だ」と言う事で社交ダンスのレッスンにも参加して出来る様になった話にも「好奇心旺盛で素晴らしい」とも思った次第です。最後には来年も必ず来ます、とのご返事を頂いたので今から楽しみです。