30cm程度の津波でも怖いと言う事を理解しました。
昨日はテレビを点けると、テレビの画面には日本地図に『津波の危険地域』が色分けして表示されています。情報によると『30cm程度』との報道だったので、昨日18時からの本部施設の全体会の折り、リスクマネジメントの専門家である法人顧問であり『びわこ学院大学』教授の烏野猛先生の話の中での質問を、私がさせて貰いました。その質問とは「津波情報の中で30cm程度との報道がされているのですが、30cmでも問題にしなければいけないのですか」と大いなる疑問について聞いてみたところ、烏野先生からの解答は「第一波が例え30cmでも第二波、第三波と来た時には大きな波となるから、注意看過されるのだと思います。」と言う事に、私は半分理解出来て半分理解出来ないところがありました。
そんな中で、全体会が終わり我が家で遅い夕食を頂いている時にテレビを見ていると、正に私の疑問を解き明かす様な実験がなされていました。それは「30cmの津波に大人が耐えられるか」と言うものでした。屈強な男性が両手で上から吊るされているロープを持って立っていて、30cmの津波を想定した水を勢いよく流していて、僅か30cmの流れなのにロープにしがみついていないと流されてしまう様な状況だったのです。その画面を見た時に疑問は解けましたし、タイミングの良い企画だったとも思いました。
実験を見て思ったのは、確かにカムチャッカで起きた地震による津波が一日もかからず沖縄まで到達しているのだから、凄い勢いで押し寄せてきているのだから、例え30cmの深さであっても大変な事なんだと改めて理解しました。そう言う意味では、東日本大震災の時の津波は40.5mを記録したと言う事なので、正に『未曾有の津波』と言っても過言では無いと思いました。
岐阜県は『海なし県』なので、万が一にも東南海を襲う地震の時には、受け入れ側としての備えを盤石にしていく必要があると考えていますし、準備をしておけば違う形で災害が起きた時にも役に立つと思っています。どちらにしても災害に見舞われたところに対して、お悔やみ申し上げます。