長い方は9連休とか言っています
令和5年4月30日
昨日からいわゆるゴールデンウィークと言うのが始まりました。テレビのニュースで「5月1日、2日を休みにすると9連休になります。」などと報道して、空港の様子であったり、新幹線の様子であったり、或いは高速道路の渋滞などを映しています。この様なニュースを見ていつも思う事は大企業などが一斉に機械を停めるのであれば再起動までの期間が長い程経費の節約になり、勤めている方も「長期の休みは有難い。」と言う事になるので『一挙両得』と言う事なのでしょうか。
最近の新卒者の就職情報の選び方としての傾向として休日が年間で120日以上が基本の様に考えられていると言う事です。さて介護業界はそのような流れに乗れるのかと言えば「とても考えられない」と言うのが常識になっています。何故なら簡単な話です。特別養護老人ホームにおいて、「年末年始は10間休業します。」とか「ゴールデンウイークですから長期休業にします。」等と言う事が出来ない事はリピーターの皆さんにもご理解頂けると思います。
岸田総理が現職の総理として安倍元総理以来としてメーデーに参加されて参加者と一緒に賃金アップのステージに立たれたとの報道がありました。と言う事は国を挙げて「賃金アップに取り組む」と言う事なのでしょうが介護業界は「休日問題」も「賃金問題」も蚊帳の外の様な感が否めません。だからこそ、介護の面を地域の方々に代わって謙虚にしている職員達の社会的評価を上げる事が肝要だと考えています。
そう言う意味では「評価を上げる為に自らが立ち上がる事も必要だ」とも思っています。「特別養護老人ホームの職員が入居者さんに虐待をして殺人罪で逮捕された。」等と言う報道はでかでかされるのに、介護業界の介護人材不足であったり、なかなか賃金アップが望めない状況や物価高騰による施設の厳しい状況についてはなかなか報道されないのが現実です。
勿論、全国老人福祉施設協議会では会員施設11000事業所の声を反映させる為に色んな事業に取り組んだり、現在の食材料費の高騰であったり、電気代の高騰について各都道府県や区市町村への陳情や請願への取り組みについてのひな形の提供等に力を入れています。例えば介護職員の定着率が低いのにはどの様な問題が内在しているのか、おきてはいけない虐待が何故おきてしまうのか、その様な事へのサポートとしてどの様な研修を開催すべきなのか。
経営へのサポートとして外国人材、ロボットICTに対する情報を如何にして提供していくべきなのか等々について・・・。述べ出したら多くの課題がある事に対して「他人事」ではなくて「自分事」としての展開に介護職員30万人が結束できる為にはどの様な道筋を立てて実践していくのが良いのか・・・。リピーターの皆さん良い手法があれば教えて下さい。