4時に起きて仏間に2時間籠り自問自答してました。
令和4年2月17日
もちろん正信偈も般若心経も唱えながら。或はうとっとしながら。そして、泣きながら父親進、母親秋江、姉光子、養母英子に訴えていました。でも、このようにさらけ出せるのは仏間にいるときだけ。いつまで、このような状態でいなければいけないのか。誠心誠意してきた結果がこのままで終わってよいわけがない。手立てを尽くし頑張るのみ。戦略を練り実行に移すべし。無駄な努力など絶対に有り得ないのだから。頭では理解していても不安が先に来てしまうが頑張るしかない。
本日は昨日亡くなられた入居者さんの葬儀の前にお参りだけさせて頂いて、10時からのフロア責任者会議に挑みました。この会議も回数を重ねて行くなかで的を得た提案や意見が出て、フロア責任者の職員から元気を貰った気分になりました。1時間の予定が意見がたくさん出て30分延長になりました。そして改めて感じたのは継続は力だと言う事です。
フロア責任者会議を終えてから盲養護老人ホーム『和』(なごみ)に移動して昼食を頂きながら打ち合わせをして、13時15分から入居者さんとのお参りで私が導師を勤めて正信偈と般若心経を腹から声を出して唱えました。入居者さんも毎日お経を唱えてみえるので、大きな声で唱えて頂けるので私もより気合いが入りました。お経の後はカラオケを用意してくれているので歌わせて頂くのですが、元々本部施設のショートステイを利用されている方が「サブちゃんで」と言って頂けるので、一曲目に定番になっている『北の漁場』を歌いました。
歌い終わると「アンコール」の声がかかったので北島三郎さんのデビュー曲である『函館の女』を歌いました。この歌は殆んど歌った事がなかったのですが、入居者さんが聞き上手で手拍子も頂けたので、自分でも上手く歌えたと思いましたし、ここでも、元気を頂く事が出来ました。そして、私はこのように喜んで頂ける方がおみえになる以上はクサクサしている場合ではないと感じました。お経とカラオケの後は会場の造りを変えて職員との全体会です。本日は最初に辞令を四人に渡しました。この辞令は四人の職員一人ひとりにコメントを話してから手渡しました。辞令交付の後は委員会の報告があり、まだまだ入居者さんの人数は少ないですがしっかりとした活動をされている事がわかりました。
最後に私から改めて話をさせて頂いたのですが、和(なごみ)には暖かみがある為か目に障害がある方が入居当初は混乱されていても、翌朝からは本当に落ち着かれている事に感謝しているとも話をしました。そんな中でも私は元気を頂く事が出来ました。今は入居者さんが少なくて経営は大変ですが必ずや何年か後には素晴らしい施設になっていると確信しました。リピーターの皆さんも、盲養護老人ホーム『和』(なごみ)が素晴らしい施設になっていくのをご一緒に確認して下さい。何と言っても岐阜県唯一の施設だからこそしっかりと育てていかなければと改めて気合いを入れましたのでこれからも宜しくお願い致します。