平均寿命
令和3年2月28日
先般垂井町長さんが入居者さんの100歳のお祝いに駆け付けて下さったおり、入居者さんの長男さんの奥さまが帰り際に「家で世話をしていたらとても100歳のお祝いを迎える事は出来なかったと思います。」と言われたら、その言葉を受けて長男さんから「村の中で99歳まで生きられた方は何人かみえましたが、100歳は初めてです。」と嬉しそうに言われたのは当施設に対する最大の賛辞だと受けとらせて頂き、私も「このご縁を頂けて本当に良かった」と思った次第です。
ところで、我が家には老猫『リット』がいるのですが、彼も今年の11月23日を迎えると満20歳になるので、我が家で一番悠々とした生活を送っているからよたよたの歩き方でも階段の上り下りも頑張りながら『にゃー』だけは忘れず言ってくれる毎日を過ごしているわけです。ちなみに、私が朝食を食べている時にテーブルの下にある私の足元をわざとらしく通って行きました。本日は午後から家族会主催による『誕生会』があるのですが、何となく日本人の平均寿命について調べたくなったので、インターネット情報を交えながら私の評論も交えて以下に書く事にします。
『寿命図鑑』いろは出版(2016年)によると、旧石器時代から縄文時代の平均寿命は15歳との事で、今の社会においては考えられない数字です。その後、弥生時代、古墳時代が20代前半、飛鳥・奈良時代が28歳~33歳。平安時代が30歳で(貴族の寿命)の但し書きがあることから、特権階級でもその程度しか生きられなかったと言う事でしょうか。何故ならば鎌倉時代が24歳で驚く事に室町時代は15歳と旧石器時代にまで数字が落ちてしまうのです。室町時代にどんと下がった理由を中学校、高校の社会科の教員免許を持っている私なりに考察すると「えへ~ん」・・・。室町時代は『南北朝時代』『応仁の乱』『戦国時代』戦いの時代だったと考えると納得がいくのではないでしょうか。その後、安土桃山時代には30代に戻り、江戸時代は32歳~44歳に、明治時代が44歳で大正時代が43歳。特筆すべきは戦時中の昭和20年が31歳とド~ンと下がり平成時代は81歳との結果です。こう考えていくと「戦争はよくないです。」
もう一つの『Anges Maddison 統計』の男女平均寿命が載っている日本人の数字を見ると1776年~1900年は33歳~44歳で、1950年が61歳で1999年が81歳との事で、鈴木隆雄(1996年)『日本人のからだー健康・身体データ集』古い時代の日本人の寿命においては、縄文時代は男女共に14.6歳で、室町時代は男性が15.2歳で女性が17.3歳、江戸時代は男性が40歳で女性が42歳との事。但しこの数字は多くの死産も含まれているとみられるので7歳~8歳分を足す計算になるようです。織田信長が本能寺の変で死ぬ間際に『人生五十年・・・』と舞いながら火にまかれたとの話があり、ずーっと平均寿命が五十年前後だったように思います。
何が言いたくて平均寿命の話をしているかと言うと、私は今67歳ですが私が小さい頃の67歳の方は間違いなく『年寄り』だったと思いますが今の私は現役そのもの。80歳から50歳を引いたら30歳。つまり私は67歳−30歳=37歳・・・。これはかなり無理がありますが・・・。いやいやそんなもんですよ。だ・か・らリピーターの皆さん私はまだまだ頑張れると言う事ですのでこれからも宜しくお願いします。
ところで昨夜は入居者さんの中で厳しい方がお見えになり緊急呼び出しがある事を覚悟して20時過ぎに寝たので午前1時に目が覚めてなかなか再びの眠りに着けず携帯で自分の誕生日の記録がどこまであるかと携帯で確認していたら2100年5月16日まで確認しました。(まだまだ続くのですがここで止めました)つまり満147歳の私の誕生日まで確認したわけですがそんな事はありえへーーーーーーーーーん。