新型コロナで面白い記事を見つけました
令和2年4月30日
それは、『週刊現代5月2・9日号』の『1918年、世界が震撼したパンデミック、スペイン風邪』の1コーナーに『歴史の逆襲と新型コロナへの教訓』の記事です。【スペイン風邪からちょうど約1世紀を経て、世界中に新型コロナウイルスが到来した。いまの日本の状況は、100年前の世相に通じるところが多々ある。例えば、1919年に愛媛県が作成した「予防心得」5点セットは、病人の隔離、人混み回避、マスクの着用、うがいの励行、子どもと老人の注意だった。これに手荒い励行を加えれば、現在の新型コロナウイルス対策と、ほとんど変わらない。アメリカでは、電車に乗車する際、マスクの着用を義務付けた。マスクの価格高騰と不足も、100年前に問題になっていた。『神戸新聞』(1920年1月23日付)は「団体的に安いマスクを造れ」と呼び掛けている。当時の政府は、全国の警察官に腐心していた。だが、「アベノマスク」のような各家庭への配布は行わなかった。そのため民間のオフィスや工場では、各人が用意して「マスク出勤」する姿が見られた。当時も医療崩壊や院内感染が、全国各地で起こった。同時に、患者が急増したことで、病院の増築も急ピッチで行われた。(中略)温泉地などの観光産業は、現在と同様、軒並み閑古鳥が鳴いた。街の銭湯からも人が消えた。ウイルスの進化ほどに、人間は進化していないということかもしれない。】この記事から私なりのコメントをします。先ずは「予防心得」は100年前に言われた事が、現代にも通じると言う事は私の口癖「基本に忠実」に通じていると思いますし、新型コロナの恐怖によって基本に忠実が徹底した為か、風邪をひいたりインフルエンザになる人が減ったようにも思いました。マスクの高騰も同じような現象ですが、時代を感じるのはマスク不足に便乗したのが色々出てきているのには世相を感じています。それから一番懸念をしたのはスペイン風邪が流行った年が1919年と言う事です。私は取り合えず中学と高校の社会科の教員資格を持っていますので、100年前がどんなだったかわかりますよ。路面電車と馬車が通りを走り、自動車やバイクはどこにも走っていなかったでしょうし、服装は洋服の方も和服だったりの時代ですよ。でも、100年前も今も新型のウイルスに対する恐怖は変わらない。もっともっと医療、科学が進化して新型ウイルスが発症した時には額に『新型ウイルス』と出てくる時代が・・・。そんな事はありえへーん。「おそまつ」