令和7年2月23日
本日の岐阜新聞総合2面に『「ほっこり」でよろしおす?』大きな見出しが目に入ったので興味を持って読ませて頂きました。次の見出しでは『京言葉で本来「ほどよい疲れ」の意味』次に『地域性薄れ、「癒やし」浸透』とありました。小見出しを見ただけで「京言葉とは違う形で私も使っている」と思うと同時に「京都に住まれている現代人が正確な意味を理解しているのかな」とも思った次第です。この記事の発端は京都新聞社への読者からの投稿からだと言う事でした。
「京ことば辞典」(井之口有一、堀井令以知、東京堂出版、1992年)を開く。「ほっとする」という意味が記されている。次の言葉に目を奪われる。「疲れが出る」。初めて知った。「京ことば」(編者中田余瓶、58年も「疲れる」と記す。著書「京のくらしと京ことば全13選」(KLK新書)がある。「京ことば研究家」の西村弘滋さん(70)にほっこりについて聞くと「満足感のあるほどよい疲れ」と言ったニュアンスをまとうと教えてもらった。
仕事が「首尾よく」終わった場合などに使うのがふさわしいようだ。疲れを指す言葉には他にも「くたびれ」「しんどい」があるが疲れの度合いに濃淡があるという。微妙な違いを多彩な表現で伝える辺りに、「京都の文化の高さがある」と指摘する。(後略)
京言葉の深さには正直舌を巻く思いもありますが京文化の言葉に対する思いが長い歴史に裏打ちされているのだと思いますが果たして京都在住の若者にも脈々と伝わっていたら良いのですが、果たして・・・。