令和7年2月24日
私は雪が降ると「私の感覚(関ケ原での生活71年)では30cmを超えないと雪が積もったとは言わない。」と口癖の様に言っています。そんな私が「今年は長く寒波が続きます」とのテレビ等の報道を聞く度に「明日の朝はどれほど積もるのか。」と言う事で大抵は午前4時前後に我が家の2階の窓越しに確認するのですが「今日も大したことないな」と言う日が続いている事に安堵しながら正直「肩透かしばかりだ」と思っている私は「いったい何を期待しているのか」と苦笑するばかりです。
2月5日に「東京23区など積雪が警報級の大雪」との報道がなされたので「今年の雪道は例年とは違うのか」と思って「東京の大雪とはいったいどの程度を言うのか」と言う事でインターネットでの情報を調べてみました。(観測記録がある時の情報ですが)第1位は1883年の46cm、第2位は1944年の38cm、第3位は36cmと言う事で私に言わせると「その程度で『困った、困った、こまどり姉妹』(古すぎかな)等と言うな。」と思って見ていたら、下の方に『雪に不慣れな東京では少しの雪でも危険』とのコメントがありました。「う~ん、なるほど。」と理解しました。
以前のコラムで積雪世界1位は滋賀県と岐阜県の境に位置する関ケ原からそびえて見える『伊吹山』で1929年2月14日に記録した11m82cmと言う事で日本記録の断トツで第2位は青森県八甲田山中(890m)にある酸ケ湯の5m66cmと言う事で言えば、伊吹山の麓と言っても過言では無い関ケ原町では「30cm程度の雪はたいしたことが無い」と言う事なのですが、雪の少ない所では『30cmの積雪でも大ごとなんだ』と言う事だと理解しました。
但し、例年多くの雪が降る事で有名な所でも「こんなに降り続いているのは経験が無い」との地元の方の話を聞くと「いつまで続くの」と言う現状には「大した雪も無くて有難い」と言う事になるのだと考えを変える事にしました『大雪』の考え方も『地域によって違う』と思うようにします。

