理事長コラム

本部施設はお陰様で26年経過したのですが・・・

26年の経過の中で地域貢献を地道に行ってきた事により、地域での連携がスムーズに行える様になり、施設で行うお祭りが地域行事のイベントの様になっているのは有難い事だと思っています。

平成10年(1998年)5月に事業開始した頃は施設への入居にも違和感を覚える方が多かった事を考えると施設への信頼度は大幅に高くなっていると思います。

本日15時から特浴の新規購入の検討会を業者の方も入れて行いました。

いくら丁寧に尚且つ大切に使用していても特浴機械が劣化しているのは事実で新規購入を考えなければいけない状況です。

新規購入の話をしていくなかで、26年の年月の中で入居される方の身体的状況に大きな開きがあり、お風呂に対する考え方も大きく変わっている事に驚きを覚えなければなりません。

と言うのは、本館の1階にも2階にも8トンのお湯が入るお風呂があります。

そのお風呂には元気な方であれば3段の段差を歩いて入って貰う、跨ぎの厳しい方は手摺が付いたスロープを歩いて貰うと言うものでした。

そして何年か経過してスロープの利用も厳しくなった方であっても大きなお風呂に入りたい希望を叶えるためにリフトを装着した『スロープエース』と言う機械を導入して大きなお風呂を楽しんで頂いていました。

ところが特別養護老人ホーム入居の条件が『要介護1』からであったのが『要介護3』以上に制度が変更になった事もあり、大きなお風呂の需要がどんどん減って来た状況が出てきました。

そんな状況を考慮していくと時代的背景を理解して、その時その時に合ったものを提供していく事の大切さを感じています。

特浴の機械は高価なものですから、慎重に検討して長く使っていけるものにいていきたいと考えています。

むかしから『10年1昔』と言いますが、時代に即したものを提供しながら入居者さん利用者さんに快適な毎日を送って頂ける様に鋭意努力していきますのでリピーターの皆さん今後もご支援よろしくお願いいたします。