令和2年11月3日
本日は朝から快晴だったので垂井町梅谷地区での新規事業の進捗状況を確認に行ってきました。広い土地の至る所で重機が活動しているのを見ていて、改めて「大変な事業をしているんだ」と思いました。それぞれの場所でそれぞれの作業がされているのを眺めていると、目ざとく施主である私を見つけてくれた監督補助の役割を担っている今年度施行業者の新入社員として入社した女性が近寄って来て、(岐建さん初の女監督)「監督がいますから現場をご一緒にご案内します。」と現場事務所に戻り、監督と共に長靴とヘルメットを持って来てくれて現場のそれぞれの作業について説明して頂きました。






既に基礎コンクリートが打たれている所もあり、大きなクレーン車が鉄筋を降ろしているのを見ていて、「重機で運んでいるから効率よく作業が出来るし、作業をされている方達の動きも素晴らしい。」と思いました。図面だけで確認していた時には「いっぱいいっぱいの敷地でぎりぎりに建てるんだ。」位にしか思っていなかったのですが、改めて実際の土地を眺めていると「めっちゃ広い。この敷地でいっぱいいっぱいと言う事は、平屋の木造建築と言うのは滅茶苦茶贅沢な事なんだ。」と思いました。監督さんの話を聞いていてつくづく実感したのは、「監督さんは私には優しく接して頂いているけど、時間がない工程の中で職人さんにかなり無理な作業をお願いされているんだろうな。」と思うと職人の皆さんに思わず手を合わせてしまいました。




大型ダンプが現場から出られる時には高圧洗浄機でタイヤを一本一本洗ってから出て行くのを見ていて「しっかりとした体制を整えてみえるな。」と安心もしました。この作業は一番手抜きしたい工程だけれどもリスクマネジメントの観点からは一番大切な事だと思いました。そう言う意味では建設も福祉や介護も相通ずるものがあると思いました。


先程『贅沢な建物』と述べましたが『盲養護老人ホーム』と言う観点からは平屋がベストと言う考え方は決して間違っていないと考えていますし、30床、30床、20床のグループケアを展開していく事は正しい選択だと考えています。今週の金曜日(11月6日)には『社団法人岐阜県視覚障害者福祉協会』の役員の皆さんが本部施設がある関ケ原に来て頂き、ハード面及びソフト面のレクチャーに来て頂く事になっているので、設計監理をお願いしているデザインボックスさん、施工をお願いしている岐建さんの担当者の方にも参加して貰い、より良い居住空間造りの話し合いもさせて頂きます。また、その打ち合わせの後で、社団法人岐阜障害者福祉協会さんが『優・悠・邑』に続く名称を公募して頂いていて多くの応募があったと言う事なので、正式名称もその日に決定出来ればと考えています。
視覚障害者の方々にとって20年以上前から岐阜の地で造って欲しいとの願いを『社会福祉法人杉和会』として受け止めての計画です。それ程の規模でもない法人なのに形にしていくのには、熱い思いが無ければ出来ないものだったのですが、ここまで頑張ってきた以上しっかりとやり切っていきますのでリピーターの皆さんもこれからの展開を見守っていて下さい。