今朝の大谷徹奘師の言葉には正直、生意気な言い方になりますが「少なくとも今の私には当てはまらない。」と思いました。だって今の私は良いか悪いかは別にして毎日が刺激的であり、表現を変えると「充実した日々」 であり、「まだまだ成長しなければいけない状況」と言う事なのだと思います。そんな事を考えていて、1973年に森繫久彌さんが60歳にして83歳の「恍惚の人」を演じられた映画の事を思い出しました。
私はかつて、とっても親不孝な人間でありながら父進さんに対して「私が一杯困り事を作るから親父は惚けんのだから、これも一つの親孝行や」等ととんでもない事を平気で言っている、わけのわからない人間でした。話を恍惚の人に戻しますが、「恍惚」から「痴呆」に変わり今は「認知症」と言われているものです。1973年と言うのは半世紀前と言う事ですから50年も前に恍惚の人を世に出した有吉佐和子さんは実に先を見られている方だったのだと思います。表題の「飽きる」と言う事は絶対にありませんが「トーンダウン」してしまうと「やるべき事」が出来ない状態になってしまうので、常に緊張感を持った生活を送っています。こんな生活が出来るのは、頑張って頑固に頑張って来たからだと思うのですが、一体いつからからこんなに頑固な性格になったのか。大変な事も一杯あったと思うのですが振り返ればとっても幸せな人生・・・。いやいや、まだまだ頑張って行かなければいけないし、80代、90代でもかくしゃくと頑張られている方から言わせれば「60、70鼻たれ小僧」と言われてしまいそうなので「はい、はい私はまだまだ未熟者ですから咤激励をよろしくお願いします。」
明日は今月2回目の東京への出張ですが、会議の合間を縫って岐阜県選出の議員の先生の所へ陳情に行きます。陳情の内容は来年の介護報酬改正についてこの物価高、賃上げ機運が高まっているのに政府は僅かな報酬アップを目論んでいる事に対して衆参の地元の先生に厳しい窮状を訴えて理解をして頂き介護の業界の火が消える事の無いようにして頂く為に頑張って来ます。だって制度政策は最終的には国会で決めるわけですから。議員の先生方に理解して頂く為の資料は本部職員にも協力して貰い完成しましたので後は明日と明後日の2日間で理解が得られる様に頑張ってきます。こんな状態ですから「飽きる」等と言う言葉は今の私の辞書にはありません。リピーターの皆さん少しかっこ良すぎですか・・・。