理事長コラム

新年度を迎えるに当たって

令和7年3月16日

3月8日に本部施設において『フロア責任者会議』、11日に和合の施設で『多職種連携会議』、12日に和(なごみ)の施設で『全体会』、本日16日に本部施設において『幹部会』、24日に本部施設において『全体会』、25日に和合の施設で『全体会』と実施して、新年度開始の4月からの体制作りを確実なものにする為の会議や研修を実施しています。

1998年5月18日に本部施設本館において事業開始した時は「私の理念・思いを構築したい」との思いばかりが先行して職員との乖離が大きく、尚且つその当時は『措置制度』だった事もあり、入居者さんがなかなか入らなくて、先代の理事長にも同行して貰っての行政廻りと、経営が厳しい中で若山家の収入は私の非常勤講師で賄わなければいけなかったので、施設での仕事は土日と夕方或いは夜(宿直を週に3回程度していました。)と言う状態で、職員とのコミュニケーションを図る事が難しくて、しかも殆どの職員が大学・短大・専門学校の新卒者だった事もあり、事業開始1年で施設自体が崩壊寸前の様な状況になってしまいました。残念ながら多くの職員が退職していく事態にもなりました。

そんな中で事業開始2年目には入居者は満床で、私の非常勤講師も大垣女子短大と岐阜協立大(旧岐阜経済大学)に絞って、施設運営に力点を入れれる状況を確立して、職員とのコミュニケーションが円滑に出来る様にしていく中で、少しづつ良い方向に持って行って今があります。私の至らなかったところについても是正しつつです。今では色んな提案が出て来て私はまとめ役に徹すると共に、最終判断の役割を担っています。今は26年の重みを感じながらも組織が大きくなったので、幹部職員に委ねながらの展開に努めています。本日の会議の中で灯油の値段が4月から『115円』になるとの報告を聞いて、開設時は『30円』だったと言う事で、時代のうねりを感じながらの舵取りをしっかりしていかなければと思った次第です。